旅行前に知っておきたい、マカオの基本情報
ここ数年、年間3000万人を越える渡航者が訪れる人気観光地として注目を浴びるマカオ。歴史の教科書にも登場するなど日本人にとって地名自体は馴染みの深いマカオですが、実際にどこにあって、どんな場所なのかはあまり知られていないのが現状。まず、基本的なところからマカオを知っていきましょう。マカオの魅力
世界遺産が建ち並び、大航海時代の面影を今に伝えるマカオ (c) Miyuki Kume
煌くカジノのネオンもマカオを代表する風景の1つ (c) Miyuki Kume
マカオグランプリや花火大会など、季節ごとに行われるイベントも盛りだくさん。一言で表現するなら、マカオは見どころいっぱいのエンタテインメント・リゾート・シティ。マカオ全体がテーマパークといってもいいでしょう。「東洋のモンテカルロ」改め、最近では「アジアのラスベガス」ともいわれますが、マカオの魅力はカジノと世界遺産だけじゃではありませんよ。一度マカオを旅すれば、きっとあなたもリピーターになる。そんな不思議なパワーをもった奥深い都市が「マカオ」です。
マカオの位置
町角に設置されたマカオの地図で、現在地や目的地の地理感覚を把握しておきたい
マカオといえば1つの島と思われがちですが、中国広東省と陸続きのマカオ半島、タイパ島、コロアン島という2つの離島、さらに両島の間に造成された埋立地コタイ地区で構成されています。
マカオの面積は約28平方キロと東京・世田谷区の約半分ほどの大きさ。ここに約50万人の人が暮らす世界で最も人口密度が高い地域のひとつなのです(埋め立てによって面積は少しずつ拡大中)。なお、日本とマカオの時差は1時間。日本の正午はマカオの午前11時です。サマータイムはありません。
マカオと中国の関係
マカオ特別行政区のシンボルマークは、ハスの花
中国の一部になってからも引き続きマカオにはイミグレーションが存在しており、中国本土や同じく特別行政区の香港とマカオを往来する際にも入国審査でパスポートが必要。パスポートには漢字とポルトガル語が刻印されたマカオ独自のスタンプが押されるので、これも旅の記念になるでしょう。