クラカケビロードヤモリ

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クラカケビロードヤモリ

学　名：Oedura robusta 別　名：ロブストベルベットゲッコー英　名：Robust Velvet Gecko, Robust Gecko分　布：オーストラリア東部（ニューサウスウェールズ州北東部、クイーンズランド州東部）全　長：18cm

オーストラリアを代表するヤモリの仲間であるビロードヤモリの一種です。

太い尾と胴長で短足な印象できめの細かい皮膚の質感と典型的なビロードヤモリの特徴を持っていて、和名の通り暗色に縁取られた鞍状の大きな斑紋が胴体から尾にかけての背面に並んでいます。

他のビロードヤモリと同様に岩が多い地形に生息していますが、人家の近くなどに姿を現すことなどもあるようです。昼間は倒木の下や樹皮の下、岩の割れ目などに潜み、夜間に昆虫などを食べるために活動をしています。卵は軟らかいレザー状で、1回に2個を産みますが1シーズンに2－3回ほど産卵するようです。

人気のあるハスオビビロードヤモリのアルビノなどに比べると地味な印象ではありますが、モノトーン調のシックな色合いは落ち着きのある印象でもあります。

オーストラリア産ですから、当然WC個体は流通せず、細々と繁殖されたCB個体が流通しますが、その量は多くなく高価であります。壁チョロにしては動きもおっとりしていて扱いやすいというビロードヤモリの仲間なのですから、魅力的なのですが、残念なことです。ビロードヤモリの仲間はもう少し選択肢が増えればいいんですけどねぇ．．．

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撮影協力：どうぶつ共和国WOMA＋
飼育の基本情報
飼育容器	高さがあり、かつ通気性がよい60cmガラス水槽などの飼育ケース
温度	28℃前後
照明	紫外線は必須なので弱めの爬虫類用ランプなど
床材	ヤシガラ土などを薄めに敷く
容器内レイアウト	観葉植物や木の枝、流木などを立体的に設置
餌	コオロギなどの昆虫。カルシウムの添加は必須
基本的な世話	いわゆる樹上性・住家性ヤモリの飼育方法 立体活動ができるようにする 水入れは設置した方がよい 一日に一回は霧吹きをする など
※「飼育の基本情報」は「ゲッコーの本（リアルエステイト）」「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ２（誠文堂新光社）」および海外サイトを参考にしました。