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スベヒタイヘラオヤモリ

壁チョロの仲間の2ページめをにぎやかにするために、ちょっと集中的に!第23弾はひさしぶりのヘラオヤモリの登場です!

執筆者:星野 一三雄

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スベヒタイヘラオヤモリ

学 名Uroplatus henkeli 別 名:-英 名:Henkel's Leaf-tailed Gecko分 布:マダガスカル北部(ノシベ島を含む)全 長:最大26cm 体長12-16cm

樹皮等に見事に擬態することで有名なマダガスカルのヘラオヤモリの仲間の1種です。

他のヘラオヤモリと同様に体色は変異が大きく、明瞭な斑紋が目立つようなタイプもいます。また虹彩がオレンジ色やピンク色になることで、よく似たフリンジヘラオヤモリと見分けられるようです。

生態も他のヘラオヤモリと同様で、熱帯雨林に生息し、昼間は樹皮に擬態してじっとしていて夜間に行動をします。昼間の姿勢は頭を下にして四肢を前後方向に突っ張って真っ直ぐになっています。

生後半年ほどで繁殖可能になり、直径17mmほどの卵を2つ底床に産みつけますが、土の中に埋めることはありません。卵は26℃で85-95日で孵化に至ります。孵化直後の幼体の大きさは60mm程度です。

非常に大きなヘラオヤモリで迫力もあります。

また色彩や斑紋の変異が、他種よりもメリハリがあって鑑賞にも適しているイメージがあります。

大きめのケースを準備して、観葉植物を配して雰囲気のある環境で飼育をしたら楽しそうです。

CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
スベヒタイヘラオヤモリ
画像提供:Endless Zone
赤っ恥をかかない程度の知識
  • マダガスカルのヤモリ
  • 比較的大型
  • 体色や斑紋にバラエティがありスポット状や虫食い状の斑紋などのタイプはなかなか美しい
  • 目が赤っぽいことでよく似ているフリンジヘラオヤモリと見分けられる
  • 飼育下ではあまり動かない
  • 比較的乾燥した環境を好む
  • WCが流通する
飼育の基本情報飼育容器60cm程度以上で高さがあり通気性の良いケースを使う温度20-30℃に保温する照明特に必要なし床材ヤシガラ土やピートモスなどをクッション代わりと湿度保持のために敷いた方がよい容器内レイアウトシェルターと止まり木が必要。コルクバークを立てかけるとそれを兼ねることができる餌コオロギなどの昆虫。カルシウム剤などの添加は必須基本的な世話いわゆる多湿系樹上性ヤモリの飼育方法
  • 立体活動ができるようにする
  • 他のヘラオヤモリほどは湿度を要求しないらしいので朝方に霧吹きをする程度でいいらしい
など※「飼育の基本情報」は「ゲッコーの本(リアルエステイト社)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

<おすすめINDEX>
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