爬虫類・両生類/両爬のQ&A

2時間目・ホモとヘテロ(2ページ目)

みんなー!宿題はやって来たかな??というわけで今さら聞けない両爬ホビーの専門用語を授業形式で解説する「実況!両爬の生物学授業!」の2時間目です!今回のテーマは「ホモとヘテロ」!

執筆者:星野 一三雄

対立形質

ところで、赤色の色素を作る遺伝子があれば、赤色になる、と言うことは、もしも赤色色素を作る遺伝子がなかったらどうなるだろうか?
もちろん赤色を作れないから、赤くならないという形質になる。

こういう風に、一つの形質には必ず対になる、少し砕けた言い方をすると反対の形質の表現型があるんだ。「赤くなる」と「赤くならない」みたいに。
コレ、普通の理科の授業ではエンドウ豆の種子の形を例にとるんだ、フツーは。
つまり「丸い」種子と「しわのある」種子とか、「緑色」の種子と「黄色」の種子とか。そっちの方が「対になっている」とか「反対」とかのイメージがわきやすいからね。

両爬の、こと色彩に関しては一つの形質に対して、「その色にならない」というのが対になっているということになるが。

とにかく、この対になっている形質のことを「対立形質」と呼びます。ま、いろいろな形質が混じっているから、どれとどれが対立になっているかはわかりにくいんだけどね。
色彩に関しては「その色になる」と「その色にならない」というのが対立形質だと思ってくれて構わない。

色彩の変異の基本

で、ちょっと遺伝の話から逸れて体色の表現に関して考えてみよう。どうしても、これから先の話を理解するのに必要だから。

両爬の体色って言うのは、さっきも言ったように赤、黄、黒、青の色素によってできてるんだよね?で、それを組み合わせて多様な色を生み出しているわけだ。
例えば、コーンの体色の大部分を占めている茶色。これは何色と何色が組み合わさっているんだっけ?さっき言ったけど...はい、出席番号14番。
「赤と黒?」
そう。つまり
赤+黒=茶色・・・式1
だ。
じゃ、この赤だけに注目した時に、対立形質をもつ個体はどんな体色になる?要するに、赤色が発色できないということだけど...それじゃ、出席番号19番。
「赤と黒を足したら、茶色になるから...その赤がないということは...あれ?黒ですか?」
そう!正解!!さすがだね。その考える力は新品種の作出に役に立つぞ!
と、まあそういうわけで、上の式1を変形すると
茶色-赤=黒・・・式2
となるわけだな。品種的にはアネリスリスティックというやつだ。

こんな風に何と何が対立形質になっているのかを考えれば、自分のイメージする新しい品種の作出も夢じゃないということだ。

ま、本当はヘビの体色なんて言うのは、こんなに単純じゃないみたいなんだが。
じゃ、ちょっと練習してみようか。

練習1:緑色をした体色のカエルの黄色という形質に注目した時、対立形質の個体は何色のカエルになるか?
  1. 緑色
  2. 赤色
  3. 青色
  4. 黄色
  5. 黒色
  6. 白色
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