爬虫類・両生類/両生類・爬虫類の飼い方

ガラス温室のススメ(4ページ目)

両爬飼育で頭を悩ませてしまう冬の保温。その究極の方法の一つがガラス温室の使用でしょう。今回は、私の長年の憧れでもあったガラス温室の使用レビューをお送りいたします!

執筆者:星野 一三雄

ついに完成!!

すべての電気器具を設置して正常に稼働することを確認して、ついに憧れのガラス温室の設置が完了しました!!
生き物も収容して、ついに電源オン!!
祝!温室飼育開始!の瞬間!
照明を点けていよいよ飼育開始

いや、別にただガラスの中に入っているだけなんですが、やっぱり見栄えがイイです。
かつて、スチールの飼育棚を農業用ビニールで囲んで簡易温室を作って冬を乗り切った日々も懐かしく思えてしまいます。
やっぱり専用機はイイです。

今年の宮崎は冬もまだ暖かいので室内の気温も暖房器具なしで15℃を切ることはないので、あまり参考にならないかもしれませんが、室内の気温が20℃のところを温室内は、照明の余熱だけで26℃程度に保たれています。
さすがに夜間に照明がついていない時間はヒーターが稼働しますが長時間通電していることはないようです。さすが温室。

また完全に乾燥した状態の飼育ケース内に朝のうちに霧吹きをしておいても、夜間までは完全には乾ききっていませんので、保湿ヒーターのおかげかちょうど良いくらいの湿度が保たれているようです。

あまりホメてばかりでもなんですので最後に、ちょっと気になる点を。
改良の余地などはないとは思うのですが、若干ガラスの開け閉めの時の振動が気になるような気もします。特にこれから使用するにしたがってガラスのレールにゴミが溜まってきたりすると、開け閉めにも力が必要になるでしょうから、それだけ振動も大きくなるかもしれません。
あとは、先述した棚板の耐用重量でしょう。5kgまででは、少しスペック的に不安があるかも。

ただ、販売元があくまでも「両爬飼育のため」とこだわった数々の工夫や充実した器材はそれを補ってあまりあると言えます。

何にしても、これで私の家も快適な冬を過ごせそうです。
今後は、国産だったらキノボリトカゲ、外国産だったらモニターとかカメレオンとかのための大型の飼育ケースとして利用を目的として使ってみたいと夢は広がっています。

最後に、気になる今回のセットの総額をご紹介しましょう。
これが高いと思うか、安いと思うか。
※トップクリエイトの公式サイトに掲載されている価格です。
・ガラス温室本体(TOP-1511S)・・・\29,780
・保湿プレートヒーター(FHA-PH60)・・・\12,075
・換気扇(MRE-PF10)・・・\9,975
・内気扇(FHM-PU10)・・・\7,770
・ヒーター&換気扇サーモ(FHA-PW10)・・・\8,800
・キャスター(FHB-PQ10 )・・・\2,310
合計・・・\70,710

※ただし、かなり割安なセット販売などもしているので、サイトにアクセスするか、直接お問い合わせ下さい。
(有)トップクリエイト
電話052-872-2608
どーすんの!?コレ....
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<関連リンク>
(有)トップクリエイト

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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