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ツギオミカドヤモリの基本情報と飼育方法……世界最大、最重量!

今回は、ツギオミカドヤモリの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ツギオミカドヤモリは、世界最大、最重量のヤモリです。分布する島によって3亜種に分けられていますが、外見の特徴等はそれほど大きな違いはないようですが、最大体長に差があるようです。

執筆者:星野 一三雄

ツギオミカドヤモリの基本情報

ツギオミカドヤモリの基本情報と飼育方法

撮影協力:Dragon Herptile Japan

ツギオミカドヤモリ
学 名Rhacodactylus leachianus別 名:ニューカレドニアジャイアントゲッコー英 名:New Caledonia Giant Gecko
分 布:仏領ニューカレドニア全 長:360~420mm

世界最大、最重量のヤモリです。

オーストラリアでおなじみのイシヤモリ亜科のヤモリであり、もはや両爬ペット界のメジャーカテゴリーと言っても過言ではないラコダクチルスRhacodactylus属の一種でもあります。分布する島によって3亜種に分けられていますが、外見の特徴等はそれほど大きな違いはないようですが、最大体長に差があるようです。

日本のヤモリのように、体調や周囲の環境によって体色が変化するため、写真では真っ白になっていますが、一般には樹皮の色と模様で自然下では保護色になっているような体色になります。また緑褐色から明色の斑紋が散在することもあります。

生息環境は熱帯雨林の老木や枯れた木の頂上付近で、高さが30m程もあることがあるようです。基本的に夜行性で、昆虫などから小型のヤモリやトカゲも食べています。

流通量はまだ多くないため大変高価でありますが、大きくて高さのあるケージを用意できれば比較的丈夫で飼育もしやすいそうです。また動きがゆったりとしているのでハンドリングが可能というのも大きな魅力です。

写真の個体は幼体ですが、成長すると40cm以上の壁チョロなんて私には想像ができない世界であります。まさに究極の壁チョロでしょう。
 

ツギオミカドヤモリの飼育方法

飼育容器
高さがあり、かつ通気性がよい飼育ケース

温度
28℃前後

照明
弱めの爬虫類用ランプなど

床材
ヤシガラ土などを薄めに敷く

容器内レイアウト
観葉植物や木の枝、流木などを立体的に設置


コオロギなどの昆虫、ピンクマウス、餌用トカゲやヤモリ、果実、昆虫ゼリーなどをバランス良く与える

基本的な世話
いわゆる樹上性・住家性ヤモリの飼育方法
  • 立体活動ができるようにする
  • 水入れは設置した方がよい
  • 一日に一回は霧吹きをする
  • など
※「飼育の基本情報」は「ゲッコーの本(リアルエステイト社)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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