モンキヨコクビガメの基本情報
写真提供:Herptile Lovers
学 名:Podocnemis unifilis英 名:Yellow-spotted River Turtle分 布:南米(ベネズエラ、コロンビアとエクアドルの東部、ペルーとガイアナとブラジルの北東部およびボリビア北部のアマゾン川とオリノコ川流域)甲長:最大68cm
南米のヨコクビガメの仲間では、昔からもっともポピュラーなステータスのカメです。
写真個体は成体ですが、幼体ではその名の示す通り頭部に鮮やかな黄色い斑紋が目立ち、美しいと言うよりもかわいらしい印象のカメです。ただし非常に大型になり、黄色い模様も成長とともに失われてしまうので、かなり地味になってしまいますので、その辺はきちんと想像力を働かせて飼育に臨みたいカメといえるでしょう。
ほとんど水生といえる生活で、食性もほぼ完全な植物食です。有名な話なのですが水面に浮かんで口を大きく開けて水を飲み込み、植物プランクトンを食べるという習性を持つそうです。クジラやジンベイザメ、マンタなんかと同じ採餌法ですね。
現地で大規模に養殖されているらしく、ときどきまとまった量が流通することがあります。
和名から「モンキー(monkey:猿)ヨコクビガメ」と誤読されることがあるそうです。何となくこういうのが市民権を得るのって好きじゃないんですよね...だって、名前ですよ?
CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
モンキヨコクビガメの飼育方法
飼育容器60~90cmクラス以上の水槽や衣装ケースなど
温度
28℃を下回らない程度に保温
照明
紫外線入りのバスキングランプが必要。水中でもバスキングできるようにするとなお良。
ろ過
できれば、外部式フィルターと上部フィルター
床材(底砂)
サンゴ砂などはアルカリ性に傾くので不可
容器内レイアウト
泳げるくらい水深は深くてよい。陸場は流木を利用する。流木は水中にも組むこと
餌
基本的に植物食性なので亜成体以降はリクガメやイグアナ用の植物性配合飼料や野菜を与えるようにする。
基本的な世話
- 換水は週に一度、3分の2程度
- 2週に1回は全換水
- 全換水時にブラックウォーターを利用
- 週に1度、強制的に乾燥させ甲羅干しをする
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