白浜温泉の湯の良さは、白浜温泉外湯めぐり の共同浴場を巡れば、すぐに分かります。さらに、湯めぐりを続けて行くと、場所によって源泉が異なり、お湯を比較する楽しみこそが、白浜温泉の醍醐味だと実感するに違いありません。
このように、白浜温泉の湯の良さを知れば、温泉好きなら泊まって堪能することを考えたくなるもの。そして、折角泊まるのであれば、宿泊者専用の南紀白浜ゆめぐり札 を購入して、湯めぐり出来る宿に泊まることで、白浜温泉の素晴らしさを一層知り尽くしたいものです。
今回は、南紀白浜ゆめぐり札 が使える宿から、温泉浴場自体の満足度で選んだ三軒の宿を紹介します!
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白浜館で名湯の成分を視覚的に堪能!
温泉成分で壁の岩がコーティングされて、まるで鍾乳石のような風情。老舗旅館の伝統と湯の良さを、視覚的にも堪能できる白浜館の男子大浴場。 |
紀州といえば梅の産地。その梅を漬ける樽を露天風呂に活用。徳川吉宗も幼少の頃に当地にて、同様の方法で入浴した言い伝えがあるとか。 |
じつは白浜館は、ガイドが白浜で始めて泊まった宿でもあります。昔からガイドブックに載っている老舗宿なので、温泉も期待出来ると考えたのです。その期待に見事に応えてくれたのが、この大浴場です。岩の風格だけでも相当なものですが、温泉成分が析出して、鍾乳石のようにコーティングされた風情に圧倒されます。
白浜温泉の湯は、硫黄臭がほのかに香り、重曹のすべすべ感と食塩の濃度感を感じる、三者のハーモニーの素晴らしさが特徴です。お湯が透明ですし、温泉の香りも強くは無いので、お湯の印象は強烈ではありません。しかし、実際には猛烈に素晴らしい名湯であり、その猛烈さ、お湯の本当の力強さを視覚的にも感じることが出来る、老舗旅館ならではの浴場と感銘を受けました。
どの宿にも「白浜町統一温泉表示形式」の掲示があるので、信頼感もあるし、比較する楽しみも増す。湯めぐりが一層楽しくなる地道な努力に対して、温泉好きとして拍手を送りたい。※写真はクリックで拡大。 |
今回紹介する宿は、源泉掛け流しの浴槽を持つ宿ばかりですが、外気温に応じて加水すると掲示されていました。これからの涼しい時期、寒い時期には加水が少なくなると思われます。源泉にこだわる温泉好きの方には、一層お勧めの季節になります。
■交通アクセス情報
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