年金・老後のお金クリニック

私は在職中で特別支給の老齢厚生年金が減額されています。退職したら年金事務所への通知や連絡は必要でしょうか?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、退職したときの年金事務所への連絡についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

拝野 洋子

執筆者:拝野 洋子

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 / 年金・社会保障ガイド

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、退職したときの年金事務所への連絡についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:在職中で特別支給の老齢厚生年金が減額されています。退職したら全額受給できると思うのですが、退職したら年金事務所への通知や連絡は必要でしょうか?

「私は在職中であるため、特別支給の老齢厚生年金が減額されています。退職したら特別支給の老齢厚生年金は、全額受給できると思います。退職したら私から年金事務所への通知や連絡は必要でしょうか? 必要な場合はどのような手続きが必要か教えてください」(男性・1959年12月生まれ・nonkeyさん)
退職したら自分で年金事務所に届け出をするの?

退職したら自分で年金事務所に届け出をするの?

A:前務先で厚生年金・健康保険の資格喪失手続きをするので、退職しても、自分で年金事務所へ通知や連絡をする必要ありません

従業員が退職した後は、勤務先が勤務先を管轄する年金事務所等に対して厚生年金・健康保険喪失手続きを行います。

質問者「nonkey」さんの場合も、直接、年金事務所に通知する必要はありません。具体的には厚生年金保険資格喪失後1カ月経過してから、「nonkey」さんのご住所を管轄する年金事務所に「nonkeyさんが退職した」という情報が行き、年金額が再計算され、「特別支給の老齢厚生年金」が退職した月の翌月分からさかのぼって支給されるでしょう。

ただし退職してから年金機構で年金額は再計算されます。実際に再計算された年金が支給されるまでは4、5カ月かかります。

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