人間関係

「制服高い」「時代と逆行」でも「気楽でいい」との声も…「制服と私服」のメリット・デメリット

制服は「気楽でいい」という声もあれば、入学準備品を買いそろえる時期になると、「高すぎる」と販売価格を気にする声もある。また、校則にのっとり、決められた服を着て過ごす学校生活は、多様性の時代に逆行していないかとの声も……

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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セーラー服の好き嫌いも人それぞれ 

セーラー服の好き嫌いも人それぞれ 

年初に採寸・注文した制服一式が手元に届き、納品書の金額にあらためて溜息をもらす家庭も少なくないだろう。

公正取引委員会による実態調査によれば、公立中学校・高校が指定する制服のうち、特に中学校女子の「セーラー服」の価格差が大きく、最安値は1万2000円、最高値は7万2000円。価格差は6万円にもなるという。

東京都内では公立中学の私服化が進む地域があり、都立高校では「標準服」をもうけてはいるものの私服可の学校も多い。高校は私服もいいが、では中学はどうなのか……という考え方もある。 

制服だってお金がかかる

「私はかつて都立高校に通っていたので、私服だったんですよね。高校生だし、あの時代はおしゃれより機能性を重視していた。もちろんおしゃれな子もいましたが、みんなそれぞれ自分の好きな服を着て個性豊かだったなと思います」

ヨシミさん(46歳)はそう言う。この春、長女が公立高校に、次女が公立中学に入学した。ふたりとも制服を購入、長女のは6万近くになり、次女のセーラー服も6万円台。賃金が上がらない今の社会で、「家計直撃、痛いなんてものではありません」と顔をしかめた。

「長女の友人には、制服がかわいい私立高校に行きたくて受験した子もいるそうです。私の感覚からいえば、制服なんてないほうがいいと思うんですけどね。初期費用が高いし、そもそもセーラー服なんて着脱が大変で機能的ではないし、手を上げると脇腹が見えたりする。現代にはそぐわないと思う」

制服あるところ校則あり

制服がなく、私服で通える高校に行きたいなら選ぶことも可能かもしれないが、特に公立中学の場合は選択肢がない。しかも寒くてもコートを着てはいけないとか、セーターを着用するなとか、制服のありようをめぐる現実的とはいえない校則も耳にする。制服あるところ校則ありなのだ。

「何着たっていいじゃないかと思うんですけどね。多様性といいながら、『みんな同じ制服でないと平等性がない』なんて、矛盾していますよ」

ヨシミさんは制服を着たくなかったために、私服可の都立高を受験した。当時はそういう友人が多かったそうだ。そんな彼女も中学時代はブレザーの制服を着るしかなかった。

「バレー部で朝練があったので、制服で登校して運動着に着替えたらそのままずっと過ごしていました。当時はそれほど学校もうるさくなかった。どうせ授業が終わったら、また部活するので着替えるだけ無駄ですしね」

私服だと華美になるとか、周りと自分を比べてしまうとか、いろいろな意見はある。

>お仕着せで構わないというのは問題では?
 
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