男のこだわりグッズ

価格にびっくり!トンボ鉛筆に聞く、高級シャーペン「モノグラフファイン」に託した“中高生”への思い(3ページ目)

トンボ鉛筆の「モノグラフ」シリーズは、筆記部分の視認性が高く、長い消しゴムも装備した、書くための道具として人気が高いシャープペンシルです。そのハイクラスモデルとして登場したのが「モノグラフファイン」。より高い視認性と握りやすいグリップ、剛性の高い安定感などの細部に渡るこだわりを、開発担当者に聞いてみました。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

加水分解しないソフトフィール塗装グリップの心地よい握り心地

握り心地が良く滑らないグリップ

グリップはソフトフィール塗装で滑りにくく、持った感触も良好。グリップの下端が少し出っ張っている形状なのも持ちやすさにつながっている

「グリップは、ソフトフィール塗装(※)で仕上げています。金属製のグリップなので一般的にはラバー塗装やエラストマーのグリップ、凹凸での滑り止めなどが一般的ですが、今回は高級モデルということもあって、長く使ってもらえることを考えました。そこで、加水分解しない塗料を使いました。この塗装だと、しっとりした上質のイメージという製品コンセプトも実現できますから」と平戸さん。

これは、トンボ鉛筆のデザイン筆記具ブランド「ZOOM」の「ZOOM L2」で使われているものと同じで、その触り心地もマットな質感も、とても上質なもの。筆者がプライベートで「ZOOM L2」を愛用している大きな理由のひとつが、このソフトフィール塗装なのですが、それが、ここにも使われているのですから、気に入ってしまうわけです。ただ、塗る素地が違えば感触も変わるため、全く同じ感触というわけではありません。

※経年劣化によるグリップのベタつきを排除した柔らかい質感の塗料を用いた塗装方法

>次ページ:「1210円」という価格に託した思い
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