節約/通信費の節約

子供でもわかるシリーズ《ADSL》 ADSLにデメリットってあるの?(2ページ目)

安くて速くて、導入が簡単なADSLですが、悪いところはないのでしょうか? もちろん、ADSLも良いことづくめではありません。簡単にADSLのデメリットを説明してみましょう!

執筆者:大串 明弘

 どこでも申し込めるわけではない

ユーザーがADSLを利用できるようにするためには、ADSL事業者が、ユーザーが利用しているNTTの収容局にADSL器機を設置する必要があります。

よって、あるADSL事業者は利用可能でも、別の事業者は利用できないといったこともあります。また、どのADSL事業者も利用できないというところも少なからずあるようです。

最近は、プロバイダやADSL事業者のウェブサイトで電話番号を入力すれば、提供エリア内かどうかを即座に調べてくれます。ADSLを検討している人は、ADSLの提供エリアかどうかをまず確認してください。

 ISDN回線では利用できない

ADSLはアナログ回線を応用したサービスです。残念ながらISDN回線では、ADSLは利用できません。ISDN回線をアナログ回線に戻すか、別途アナログ回線またはADSL専用回線を引く必要があります。

 途中が光ファイバーになっていると利用できない

利用者宅からNTT収容局(電話局)まで、通常はメタルケーブル(銅線)で接続されているのですが、まれに、途中が光ファイバーになっている(光化されている)地域があります。この電話線は「光収容」と呼ばれています。

この場合、残念ながらこのままではADSLは導入できません

ADSLを引くためには、NTT収容局からメタルケーブルを引いてもらう必要があります。これは誰でも利用できるわけではなく、設備状況によって利用できる場合と出来ない場合があります。この工事は有料(約1万円)で「光収容替え(*2)」と呼ばれています。この工事は、直接NTTに依頼をするか、ADSLを申し込みを受け付けているプロバイダー等に依頼する方法があります。

*2… NTTでは「契約者回線等変更工事」と呼ばれています。
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