節約/通信費の節約

子供でもわかるシリーズ《電話回線の種類》第6回 ISDN回線の活用法(2ページ目)

第5回目ではISDN(デジタル)回線について少し詳しく説明してみました。今回は『ISDN回線』の活用法を説明します。あなたはISDN回線を使った方がいいのでしょうか?

執筆者:大串 明弘

■電話番号が3つ欲しい!

仕事で電話を利用する場合などで、電話番号を3つ欲しい!ということもあると思います。でもその電話を使う人は1人か2人しかいなかったとすると、仮に3回線引いたとしても全ての回線を同時に使うことはできないのであまり意味がありません。

こんな場合はISDNが最適です。回線は2回線だけですが、安価に番号を3つまで増やすことができるのです(追加で2つまで)。番号を2つ追加しても400円しかかからないので、1つ追加するのなら月額+100円でもう1つ番号を増やしても良いかもしれません。

さて、2回線しかないのにどうやって3つの番号を使うのかということですが、これはターミナルアダプタが3回線に対応しており、なおかつiナンバーに対応している必要があります。ターミナルアダプタを購入する際に調べてみてください。なお、3回線接続するところがあっても、2回線がシェアだった(実質2回線しか繋げられない)というやっかいなものもあります。「iナンバーで3つの電話番号を使えるのか」をお店の人などに確認する必要があります。

■安価に転送電話を使いたい

「留守中にかかってきた電話を携帯電話に転送したい」という使い方をしたい人もいると思います。これを実現するだけならば、ISDNでなくても、アナログ回線で「ボイスワープ」という転送電話サービスを利用すればOKです。ただし、この「ボイスワープ」、月額利用料が500円もするのです。滅多に利用しない人ならば年間6,000円は痛いです。

使用するターミナルアダプタによりますが、ISDN回線の場合、1回線で通話を受けて、もう1回線で携帯電話に転送するということができるものがあります。この場合、NTTの「ボイスワープ」は不要になるので、年間6,000円がタダになってしまいます。

■内線電話として使いたい

通常、ターミナルアダプタに接続した電話機同士で内線電話をかけることができます。この場合、通話料はタダ。電話機は子機付きのものでもOKなので、応用するとおもしろくなりそうですね。

■ターミナルアダプタにはいろんな機能がある

これ以外にも、ターミナルアダプタにはいろんな機能があります。外部から家のパソコンへ接続することができるものもありますし、フリーダイヤル的な使い方ができるものもあります。

ターミナルアダプタによって機能はまちまちです。購入するときにはどんな機能があるのか、よく調べてから購入すると良いでしょう。ISDNは極めるといろいろな使い方ができるものです。SOHO(自宅や小規模オフィスで仕事をしている人)にはたまらなく便利な電話でもあるのです。


ISDN回線の活用方法について説明しましたが、「こんな便利な利用法もあるよ」というものがありましたら、ぜひ教えてください! 次回は光ファイバーについて少し詳しく説明したいと思います。 この記事に関するご質問は掲示板までお願いします。(掲示板には匿名で書けますから、安心してご利用下さい!)


関連サイト: 『回線の種類vol5~ISDN回線~』(ガイド記事)
  『電話回線どんな種類がある?vol1』(ガイド記事)
  『自分が使っている電話回線は何?』(ガイド記事)
  『回線の種類vol2~アナログ回線~』(ガイド記事)
  『アナログ回線でインターネット!』(ガイド記事)

 

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