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親指シフトで超高速入力をマスターする!(2ページ目)

キーボード入力がもっと速くなれたら……。そんな願いを持つ方に秘策ともいえる入力方式「親指シフト」の紹介です。

執筆者:吉原 克

「親指ひゅんQ」の使い方

「親指ひゅんQ」は、一般的にPCのキーボードとして採用されている 106/109キーボードや101/104キーボードをあたかも親指シフトキーボードのように使うことができるようにするソフトです。Windowsの各バージョンに対応しています。

■ダウンロード

「親指ひゅんQ」は、日本語入力コンソーシアムのサイトからダウンロードできます。ダウンロードしたzipファイルを解凍するだけで準備OK。インストール作業は発生しません。

■起動と初期設定

画像の代替テキスト
Qと記されたアイコンをマウスで右クリックすればメニューにアクセスできる
解凍したフォルダにある「Oyaoyaq.exe」がプログラムの本体です。ダブルクリックで起動すると、タスクトレイにアイコンが表示されます。

このソフトを起動しておけば、キーボードからの入力が親指シフト方式として認識されます。

便利に使うために、初期設定として以下の設定を済ませることをおすすめします。

メニューの[プロパティ]→[動作]タブを設定

以下の図で示すとおり、上から3つにチェックを入れておけば、ソフトを起動すると同時に入力方式が親指シフトになって便利ですよ。
設定画面
NICOLA配列というのが親指シフトを指す

■キー配列確認

「親指ひゅんQ」を起動しただけでは、どのキーが何の入力に相当するかがわかりませんね。

そこで、ダウンロードしたフォルダにある「oyaql.exe」を起動してキー配列の確認とカスタマイズを行います。
キー配列確認
割り当てるキーのカスタマイズはメニューバーの[ヘルプ]参照

ただしキーの配列を変える場合も、文字の割り当ては変えないのがベター。親指キーやSHIFT、BSキーなど、キーボードの機種により位置が異なる補助機能の割り当てを変更するに留めましょう。
(ノートPCの場合は特に、機能キーの位置が機種により大きく異なり操作性に影響を与えるので必要に応じてカスタマイズすることをおすすめします)


初めて親指シフトで入力しようとする人がその方法に慣れるまでの時間は20~30時間と言われ、最初は苦痛に感じるかもしれません。
しかし一度マスターしてしまえば入力速度はローマ字変換のときとは比べ物にならないはず。

これからのビジネスマンにとって親指シフトは、作業効率化のもっとも身近なスキルといえるかもしれませんね。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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