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パソコンの液晶モニター、スペック表の見方(3ページ目)

パソコンの液晶モニタの解像度などスペックを比較する見方をわかりやすく解説。失敗しないPC液晶モニターの選び方をご案内します。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

デスクトップパソコンガイド

スペック項目の見方(2)

  • コントラスト比
    ……白と黒の明るさの比率です。「600:1」などの数値で示しますが、左側の数値が大きい程コントラスト比が高く、ハッキリした鮮明な画像を得られます。しかし、高すぎると中間色がつぶれ、また、日光などの外光からの影響を受けやすくなります。反対に、コントラスト比が低いと、白い部分がグレーになってしまいます。

    最近のモニタでは、コントラスト比はおおむね500:1~1000:1です。
     
  • 応答速度
    ……応答速度は、「白→黒」またはその逆に変化する速さのことです。単位はms(ミリ秒)で、この速度が遅い(数値が大きい)と、ゲームや映像で表示がついて行けず、画面に残像が残ったようになります。

    液晶は、もともと応答速度が遅いのが弱点です。1973年、シャープが最初に発売した液晶電卓(EL-805、エルシーメイト)では、数字を押してから画面に数字が表示されるまで、実に「もっさり」とした感覚がありました。液晶の応答速度を上げるため、各メーカーは大変な苦労をしたのです。

    2002年ごろに発売された液晶モニタでは、応答速度25~30ms程度が標準的な性能でした。しかし、最近では16ms前後(中間色の応答は8~10ms)が一般的で、動画再生にも十分な性能になっています。ただし、応答速度の概念はメーカーによって微妙に違いますので、デモ機での確認をお忘れなく。
     
  • 入力端子
    ……PCと接続するための入力インターフェイスのタイプや数です。デジタル入力端子の「DVI-D」と、アナログ入力端子の「D-Sub」が中心で、デジタル・アナログの両方に対応した「DVI-I」などもあります。低価格のモニタではD-Sub1つのみ、値段が上がるとD-SubとDVI-Dの両方を備えるというのが、一般的です。

    現在は、複数の端子を持つモニタが増えていますが、これらを同時に使用できる「2系統式」が便利です。2系統式モニタでは、複数PCの画面をワンタッチで切り替えられるため、1台のモニタを2台のPCで利用できます。

    入力端子の見分け方は以下に
    D-Sub(RGB)
    DVI

    その他のスペック……>>NEXT


    Page1:液晶モニタはどう選ぶ?
    Page2:サイズ、解像度、輝度
    Page3:コントラスト、応答速度、入力端子
    Page4:その他のスペック
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