メモリ増設でこう変わった
最後に、搭載するメモリ容量によってPCのパフォーマンスがどう変わるか、検証してみた結果です。Windows XPを使った古い検証データですが、メモリの増設効果自身は容量の違いはあれ、同じです。
検証には、Apple社のiPod用音楽管理ソフト、iTunes(バージョン6.0.4)を使いました。iTunesで8曲入りの音楽CDをリッピングし、HDDに保存するのにかかる時間を計測します。なお、エンコード形式はAACで、ステレオ192kbps、48.0kHz。使用したPCは、Athlon64 3000+(1.80GHz)、HDD160GB(SATA)、Windows XP Home Editionです。グラフは、256MB時の時間を「100」としたものです。
メモリ容量によるPCの動作速度の変化(1)
メモリ量による処理速度の違いは、256MBと512MBの間に、もっとも顕著にあらわれました。メモリ256MBでは、エンコード終了まで6分5秒かかりましたが、512MB(512MB×1)では4分35秒と、約75%の時間で作業が終わりました。512MB以上のメモリでは、速度に変化はあらわれませんでした。
次に、ペガシス社のDVD編集ソフト、TMPGEnc DVD Author(バージョン2.0)を使い、1時間40分(約3.1GB)のDVD映像をPCに取り込み、さらに同一HDD上に書き出す作業を行いました。使用PCは前検証と同様で、同じく、256MB時の時間を「100」としたグラフです。
メモリ容量によるPCの動作速度の変化(2)
DVD映像の取り込みにかかる時間(グレー部分)については、256MBと512MBの間に5秒程度の差が出ましたが、メモリ容量による差はわずかなものです(同ソフトの「動作環境」は512MBとされていますが、それ以下でもきちんと動作するようです)。
しかし、書き出し時間(赤色部分)は、メモリ容量の増加による速度アップが見られます。256MBを512MBにすることで約3%、1GBにすると5%以上速くなっています。時間にすると、それぞれ約20秒、約30秒の差ですが、もし8GBというような大容量のDVD映像であったら、この差はさらに大きくなっていた可能性があります。
以上から言えることは、Windows XPの場合、メモリを512MBに増設するとほぼまんべんなく速度アップを実感でき、一部の作業では、1GBにすることも有効だということです。Windows 7の場合、32ビット版では2GB以上への増設、64ビット版では4GB以上への増設で体感速度の違いを実感できるでしょう。
Windows 8は「もっとメモリを」
2012年末~2013年はじめには、次期OS、Windows 8が登場します。8は、独特のインターフェースで、Windows 7よりも大量のメモリが必要となると予想されます。
「Windows 8を体験したい」と思っているユーザーは8GB、「Windows 7を使い続ける」というユーザーは4GBを最低線(64ビット版)として、メモリの増設にチャレンジしてみてください。とくに、2GB以下しか搭載されていない機種は、増設は必須といえるでしょう。
なお、メーカーの多くは、PCを一定期間預ける(または出張)ことで、メモリの増設をしてくれるサポートメニューをもっています。もちろん有料ですが、作業そのものへの保証がつくというのはありがたいポイント。以上解説した
メモリの購入・取りつけに自信のないユーザーは、各メーカーに問い合わせしてみるとよいでしょう。
関連サイト
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アイ・オー・データ
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バッファロー
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Apple:iTunes
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ペガシス:TMPGEnc DVD Author 2.0
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NEC:VALUESTAR
121ware > 知る > デスクトップ
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富士通:FMV
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ソニー:VAIO
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