小さいのに高級感あふれるボディ
Appleの製品はどれも洗練されているというか、無駄なラインがありません。Apple Wireless Keyboardも例外ではなく、アルミニウムのボディは高級感に溢れています。接続はBluetoothを使用しており、操作に対する反応も良好です。
テンキーがないため置き方自由自在
私はMacを使用して絵を描くことがあるのですが、そのときメインで使用するのはペンタブレットになります。このときフルサイズのキーボードはとにかく置く場所に困るのですね。Apple Wireless Keyboardなら、ペンタブレットに並べて配置しても邪魔になりません。左手でグラフィックソフトのキーボードショートカットを操作しながら、右手でペンを握るという作業も楽々こなせます。
ノートパソコンのような軽快なタッチで使える
アルミニウムボディになったiMac(2007年~)からは、付属するキーボードはすべてアルミニウムの薄型タイプになっています。Apple Wireless Keyboardは、従来のキーボードと比べるとキーの押した感じが浅いため、デスクトップパソコンのキーボードを好む人には不評のようですが、慣れれば少ない力でキーを打てます。
注意事項:対応OSなどに注意しよう
Apple Wireless Keyboardが使えるのは、Mac OS X 10.4.10 以降となるので注意しましょう。単三乾電池は3本(付属)を使用し、Bluetoothを搭載したMac※が必要となります。※BootCampドライバをインストールしたWindowsでも動作
また、電源交換時やスリープから復帰した場合などに認識されなくなった場合は、矢印キーを10数秒押しっぱなしにすると認識が復活するので覚えておいてください。
電池の持ちに関してはアップルのFAQによるとアルカリ電池セットで最高9ヶ月だそうです。
まとめ:Macだから許されるミニキーボード。だが、それがいい
デスクトップパソコン用キーボードというと、テンキーが欲しくなるところですが、昔のMacではテンキーのないキーボードが当たり前だった時代もあり、ソフトウェアも少ないキーを想定して作られていることが多く、Macではテンキーがなくてもあまり気になりません。考えてみれば、近年のMacのまわりにはタブレットやらMIDIキーボード、さらにiPodやiPhoneなどがあふれるため、キーボードの占有スペースも小さいほどよいのです。
さらに、ワイヤレスなので本棚に立てかけたりなど、片付ける場所も別にMacの近くである必要もありません。こういった自由度こそが、本来ワイヤレスキーボードに求められていたのだなと、改めて感じることができる逸品です。
Apple Wireless Keyboard (JIS) MB167J/A