テクノポップ/アーティストインタヴュー

ハビエラ・メナ(1)~チリが生んだポップの魔法女子(3ページ目)

僕が中南米テクノ(ポップ)に興味を持つきっかけを作ってくれたのが、ハビエラ・メナ(Javiera Mena)。15歳からプログラミングを始め、エレクトロデュオ、Prissaを経て、2006年にソロデビューを果たしました。今回、彼女への貴重なインタヴューが実現しました! まずは前編です。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

1stアルバム~刻み込まれたエレクトロポップの感性

ガイド:
2006年にあなたは、アルバム『Esquemas Juveniles(若きジュヴィナイルズ)』でソロ・デビューを果たしました。タイトル曲の「Esquemas Juveniles」は、ノスタルジーに溢れています。クリップで、学校に訪れていますが、これはあなたが通っていた学校なのでしょうか?

Esquemas Juveniles (amazon.co.jp)
esquemasjuveniles

Esquemas Juveniles


Esquemas Juveniles (YouTube)

ハビエラ:
正確には違います。でも、私の通っていた修道院付属校のイメージにとても近いです。

ガイド:
「Cámara Lenta(スローモーション)」は、映画『Se arrienda(リリースする)』で使用されたとてもメランコリックな曲です。これは、もともと映画のサウンドトラックとして作ったのですか?

Cámara Lenta (YouTube)

ハビエラ:
いいえ、楽曲が出来上がってから、映画に使われることになったのです。

ガイド:
「Yo No Te Pido La Luna(私は月にお願いしない)」は、このアルバムでの珠玉の一曲です。サウンドとコスチュームの両方から、70年代末から80年代の感性が伝わります。MySpaceで、あなたはGiorgio Moroder、Pet Shop Boys、Mecano、Matia Bazarなど(僕も全部好きです)から影響を受けたと書いていますが、どのようにこれらのエレクトロポップに接していくようになったのですか? 映画『The Neverending Story』とか好きだったりして(笑)。


ハビエラ:
これらのアーティストに子供時代に触れて、私の中に深く刻み込まれました。ラジオで曲が流れていると、私はそれらをつかみ取って、自然に私の一部分になっていきました。『The Neverending Story』のGiorgio Moroderのサウンドトラックも……。
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