プリンター

スマホから年賀状印刷できるブラザーDCP-J963Nに注目!

年末年始を間近に控えて、今年も新作プリンターが各社から登場した。注目したいのはPCだけでなくスマートフォンからも年賀状印刷ができるブラザーの「DCP-J963N」だ。ランニングコストに優れる「お得さ」に加えて、手軽に使える「便利さ」も兼ね備えた使える複合プリンターの登場だ!

コヤマ タカヒロ

執筆者:コヤマ タカヒロ

デジタル・白物家電ガイド

「使い勝手」「設置性」「コスト」が重要

プリンターを新たに購入したり、買い換えるとき、重視したいポイントがあります。すでにインクジェットプリンターや複合機は画質競争は一段落しており、多くの製品が一般的な使い方なら、写真をきれいにプリントできるようになっています。

このため、重要なのは今や印刷画質ではありません。ではそれはなにか。大きく分けると、設置性と使い勝手、そしてランニングコストの3つです。

製品写真

PRIVIOベーシックシリーズの「 DCP-J963N」


今回試用したブラザーの「PRIVIO DCP-J963N」は上記の3ポイントをしっかり抑えたモデルだといえます。たとえば設置性。従来モデルより体積で約15%ダウンしたコンパクトボディを採用し、奥行きは341mmとリビングの棚の上にも設置可能です。

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A4サイズの連続スキャンができるADFを搭載する


また、ADF(自動原稿送り装置)を開いていない状態での高さは172mmと低く、圧迫感もありません。これなら、場所を選ばずに設置することが可能です。使いたいときだけ、トレイを引き出すことができます。カラーはホワイトとブラックを用意しており、インテリアに合わせて選ぶことができます。

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顔料ブラックと染料カラーインクによる「できる4色インク」を採用。


続いて「ランニングコスト」です。印刷画質とインクや用紙のコストはどうしても切り離せない関係にあります。そんな中、ブラザーでは顔料ブラックと染料カラーインクを組み合わせた4色インクを採用。A4文書のカラー印刷では約8.1円/枚、L判写真も約17.9円/枚でプリント可能です。標準容量のインクでこのランニングコストはトップクラスの安さだといえます。

また、ブラザーでは2015年モデルより1回のインク交換でプリントできる枚数も公開。A4カラー印刷の場合約500枚の印刷ができるとしています。

製品写真

写真印刷もプロユース出なければ十分に納得のできる仕上がりだ。


もちろん、インクは1色ずつの交換に対応しているため、使用頻度の高い色があってもトータルコストを抑えることが可能です。

そして最後が「使い勝手」の部分です。「PRIVIO DCP-J963N」は、標準で無線LAN機能を搭載するほか、有線LAN端子とUSB端子を搭載。接続するデバイスによって好きな接続手段が選択できます。

なかでも便利なのがスマートフォンからのプリントです。同じSSIDに接続するだけで、アプリから「PRIVIO DCP-J963N」に接続することができ、写真や文書などを手軽にプリントすることができます。

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スマホからも専用アプリで簡単にプリント可能


用紙サイズや縁なしの有無なども簡単に選ぶことができ、スムーズにプリントができます。PCからプリントするときのように、ドライバーソフトなどをインストールする必要がないのが非常に手軽です。プリント画質もプロユースでのこだわりがなければ十分に納得できるレベルだといえます。

新機能はスマートフォンからの年賀状印刷

新たに注目したいのが、スマートフォンから年賀状印刷ができることです。ただし、これまでも年賀状の裏面はプリンターに内蔵する年賀状アプリや、クラウドアプリなどを利用してプリントすることができました。

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本体正面に2.7インチのカラー液晶を搭載し、単体でのプリントやスキャンも可能


ブラザーではPCレスでの年賀状印刷にいち早く取り組んでいるため、スキャナー機能を使って写真を取り込み、家族の写真入りの年賀状レイアウトをPCレスでプリントすることも早くからできました。もちろん、「PRIVIO DCP-J963N」にも同様の機能は搭載されています。

今回注目したいのが、スマートフォンだけで宛名面が印刷できる「Brother 年賀状プリント」アプリです。

製品写真

年賀状アプリをつかえば宛名面も自動印刷が可能


「かんたん宛名作成」機能では、スマートフォンに登録されている宛先をはがきに印刷することができます。知人、友人の住所が登録されている場合はこれだけでプリントできます。

さらに「筆ぐるめ」や「筆まめ」といった主要な年賀状ソフトで作った住所録を出力してメールで送るだけで、それらの住所を簡単に取り込むことができます。これを使えば、去年使っていた年賀状ソフトの住所録から、スマホで宛名印刷が可能。より手軽に年賀状を作ることができます。

「PRIVIO DCP-J963N」はコスパを重視した新インクを搭載した家庭用複合機です。低コストで写真印刷や文書印刷ができ、さらにコンパクトサイズなので置き場所をとらずに設置しておくことができます。また、エントリークラスの複合機ながらADF(自動原稿送り装置)を搭載し、文書の連続読み込みができるのも便利です。

そして、独自のスマートフォンアプリを利用することで、PCレスでのプリントが手軽にできます。

年末の年賀状印刷はもちろん、一年を通しての写真プリントやちょっとした文書の印刷など、多彩な使い方にマッチできる一台です。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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