男のこだわりグッズ

大容量なのに街歩きに使えて、しかもヘルシーなバッグ

その独特の形状と、豊富なポケットの絶妙な配置で、荷物が増えても収納できて、背中への負担も少ない、HEALTHY BACK BAGの「ビッグバッグ」をご紹介します。少ない荷物でも、荷物が多くても使えるので、普段の街歩きはもちろん、ちょっとした旅行にも対応します。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

大きなカバンのメリットとデメリット

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HEALTHY BACK BAG「ビッグバッグ」15120円(税込) 色は写真のブラックの他、シトロン、クリムゾン、プラム、ブルーバードがある。

大きなカバンのメリットは、沢山のものを持ち歩けることです。そして、多分、それしかメリットがありませんが、しかしカバンが荷物を持ち歩くためのものである以上、それに優るメリットは無いと言ってもいいでしょう。ただ、当たり前ですが沢山の荷物をカバンに入れると、それだけ重くなります。大きなカバンを使うから、荷物が増えると言う人もいるほどです(それはそれで、ある種の正解だとは思います)。だから、私たちは色んなカバンを使い分けているし、色んなサイズのカバンを持っていたくなります。うっかり、「私たちは」と言ってしまいましたが、ガイド納富だけの話ではないですよね(きっと)。

ということで、大きなカバンを持つというのは、重い荷物を持つという事とほぼ同じで、だから、大きなカバン、容量の多いカバンは、重さの負担を少なくする持ち方がデザインされています。キャリーバッグなどは、その典型的なもので、キャスターを付ける事で重さを地面に逃がして身体への負担を軽くしています。バックパックにするのも、大きなショルダーパッドを付けるのも、重い荷物を少しでも楽に持ち歩くためのデザインです。もちろん、重い荷物は軽くなるわけではなく、重さを分散させたり、別の場所に振り分けたりという形で実現しているデザインですから、どうしても無理があります。

ガイド納富は、外を歩きながらカバンの中身を出し入れすることが多いので、バックパックタイプが苦手です。また、他の人の邪魔になることが多いキャリーバッグも、なるべく使わないようにしています(海外旅行など、どうしてもという場合は使いますが)。あと、胸ポケットにメガネを入れている関係上、たすき掛けも出来れば避けたいのです。それで、ブリーフケースやトートバッグ、ショルダーバッグを中心に使っているのですが、そうなると、容量が大きなカバンは体への負担が大きいのです。

大容量に見えない大容量のワンショルダーバッグ

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男女共用だし、メインコンパートメントのファスナーは背中側に来るので、知らない内に内容物を盗まれる心配もない。

HEALTHY BACK BAGの「ビッグバッグ」(15120円・税込)を最初に見た時は、いわゆるボディバッグのバリエーションだと思っていたのですが、これ、使ってみると、ガイド納富にとって理想の「大きなカバン」かもしれないと思うようになりました。このバッグ、ぱっと見た感じでは、それほどの容量があるように見えないのですが、入れると、いくらでも入る感じなのです。まず、そのフレキシブルな容量(という言い方は変ですが、本当に、そんな感じなのです)にビックリしつつ、その便利さに、すっかり普段使いのバッグとして、生活の中に定着してしまったのです。
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大容量というだけでなく、縦に長い形状なので三脚もスッポリ入る。

このバッグ、その三脚だって入ってしまうメインコンパートメントの大きさも凄いのですが、それ以上に驚くのが、そのポケットの豊富さ。通常、大きなカバンは、少しでも軽くするために外装や内装をシンプルにするものですが(トートバッグなどが、そのスタイルの代表ですね)、このカバンは、外装にファスナーポケットが3つ、オープンポケットが二つ、内装にはそれぞれのポケットに複数のポケットが入っていて、さらに小さなポーチまで付属しているという充実ぶり。容量が大きなバッグは小物類の分類が苦手だったりするのですが、このバッグでは、あらゆる小物を区分けして入れる事ができます。

大量のポケットが重さを分散するシステム

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表側にファスナーポケットが三つ、その下にメインコンパートメント、さらに、その下、つまり背面にはオープンポケットとファスナーポケットが用意されている。

例えば、ガイド納富の場合、一番外側にあるマチが薄いファスナーポケットにモバイルwifiを、その下にあるマチ付きの中くらいのファスナーポケットにはデジカメやマルチクロス、イヤフォンなどを、その下の大きめのファスナーポケットには財布やメモ帳、筆記具、名刺入れなどの、歩きながらでも使う仕事道具を入れています。内側のオープンポケットには一時的に入れておく紙片や折畳み傘のケース、手ぬぐいなど、側面のポケットにはペットボトルなどを入れて、もう、これでカバンとしての機能は充分なのです。それ以外の、タブレットや大きめの書類などはメインコンパートメントに入れるのですが、それだけではメインコンパートメントはスカスカ。二泊分の宿泊道具くらい楽に入ってしまいます。
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メインコンパートメントの中は、こんな風にポケット類が沢山。書類は上側に見えるオープンポケットに入れておくと出し入れもしやすく、しわくちゃにもならない。

この豊富なポケットは、実はカバンを背負った時に、背中にかかる重さを分散するためなのだそうです。このバッグを開発したアメリカ在住のマジェリーさんは、肩を悪くして背中の手術を受け、そのため「身体に負担が少ないバッグを」と考えたのだと言います。だから、ブランド名も「HEALTHY BACK BAG」なのですね。このティアドロップ型とも言うべき独特なフォルムも、背骨の曲線に合わせてデザインされた、身体へフィットしやすい形状。とはいえ、ガイド納富は、「ポケットが多くて便利」「ティアドロップ型は三脚や傘などの縦長い荷物が入って助かる」と、あまりヘルシーな部分は気にせずに使っているのですが。
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肩に掛けたまま前に回すと、目の前はちょうどメインコンパートメントのファスナーがある。膝に乗せた時に左右の人の邪魔にならないのも嬉しい。

もちろん、その独自の形状は使い勝手という点でも魅力的なのです。まず、たすき掛け、肩掛け、どちらで使っても良い形であること。ガイド納富は通常、肩掛けで使っていて、とても荷物が重い時だけたすき掛けで使っています。こういう使い方が出来るというのは、バックパックやたすき掛けが苦手なガイド納富にとって、とても助かるのです。また、曲線が多く、カバンの下部に荷物が集まるデザインは、電車などで椅子に座った時、膝に乗せやすく、立っている時も前に回しやすく、他の人の邪魔になりにくい上に、荷物の出し入れも楽というメリットもあります。つまり、大容量なのに、普段使いに使えるということなのです。

ガイド納富の「こだわりチェック」

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たすき掛けでなく、肩に掛けるとこんな感じ。ガイド納富はストラップを低めにするのが好きだが、本来はもう少し上になるようにする。

カッチリした形がないせいか、そのティアドロップ型のフォルムのせいか、少ない荷物で持ち歩いても、沢山モノを入れても、あまり外観は変わらず、どちらにしても不自然にならないので、荷物の量とは関係なく持ち歩けるというのは、外出の度に必要なものが変わるガイド納富にとって、とても便利です。そういう事ができるカバンは初めてなので、ちょっと戸惑うほどですが、ともあれ、入手以来、ほぼ毎日、旅行先にも旅行カバンの補助として持って行ったほどです。そして、ほとんど不満がありません。

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こんな分厚くて大きな本も楽に収納。上のポケットの数を見せている写真は、実は、この本がはいった状態で撮影したもの。沢山の荷物を入れても、そう見えないのも、このバッグの良いところだ。

まあ、欲を言えば、もう少し高級感のある素材だったら、もっと嬉しいのにとか、ストラップのパッドが、もう少し下まであればいいのにとか、メインコンパートメントの中のポケットが、内側と外側が逆だったらもっと使いやすそうとか、いくつかの要望はあるのですが、それらは愛用しているからこそ感じる部分。この「ビッグバッグ」以外にミドルサイズとスモールサイズもあるので、用途や身体のサイズに合わせて選べるのだけど、ガイド納富としては、まず、この「ビッグバッグ」をオススメしたい。一杯荷物を入れた上に、コンビニで買ったパンなども普通に入れられるのは、本当に便利なのだ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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