イタリア語

5分遅刻が礼儀!? イタリアのホームパーティーのマナー(3ページ目)

イタリア人も、自分の家に人を招いてホームパーティーをするのが大好きです。それは誰かの誕生日や記念日に限らず、休日などで友達と都合が合えば、4~5人の規模から多い時には10人以上招いてワイワイ遅くまで楽しく過ごすのがイタリア流です。そんな席では、どんなものが手土産に喜ばれ、どういった振る舞いが相応しいのか、ご紹介したいと思います。

西村 清佳

執筆者:西村 清佳

イタリア語ガイド

キッチンは聖域

パーティー料理写真

ホームパーティーの一例(ガイド撮影)

食事の間は、家の主が料理をサーブしてくれることでしょう。ここで、お皿を下げたり料理を出すのは大変だろうと気を使って自分も席を立って手伝おうとしたら、遠慮されるかもしれません。これは主と客との間柄がどれだけ親しいかにもよるので一概には言えないのですが、キッチンにはあまり他人には入られたくないと思っているのが一般的なようです。

ですから、もしも主が遠慮するようだったら、素直に従って席につきましょう。主にとっても、招待客が楽しく過ごしてくれているかどうかが一番大切なのであって、お皿洗いを手伝って欲しいとは思っていないのです。

帰り際を見計らう

気心の知れた人との楽しいパーティーの時間はあっという間に過ぎてしまうものです。それでも次の日が平日だったりするときには、適当な頃合いを見計らってお暇しましょう。
帰る前には招待客一人一人に挨拶してから、主にお礼を言います。

E’ stata una bella serata. エ スタータ ウナ ベッラ セラータ
(とても素敵な夜でした)

おとぎ話のシンデレラは、馬車がカボチャになる前に挨拶もそこそこに慌てて帰ってしまいましたけれど、最後まで楽しい時を過ごしてくださいね。

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