皮膚・爪・髪の病気/巻き爪

巻き爪の症状・原因

巻き爪は爪が原因の爪先端に生じる炎症。重症化すると化膿して激痛を伴います。巻き爪のほとんどの原因は深爪。それ以外に爪白癬、外傷、原因不明など様々なものがあります。

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巻き爪は、深爪や外傷が原因で変形した爪が指先の皮膚を傷つけ、痛みや腫れを起こす病気。症状が進行するにつれ、炎症、腫れ、化膿などの状態となります。以下で詳しく説明します。

巻き爪の症状

巻き爪の症状は以下の3つです。

■足の親指先端の痛み
ほとんどの巻き爪は足の親指に生じます。
指先の炎症が起きた巻き爪undefined爪の横に肉芽腫が認められます

指先の炎症が起きた巻き爪 爪の横に肉芽腫が認められます



それ以外の指にできることは非常に珍しく、ごく稀。初期は指先の先端の炎症で、痛み、赤みが見られます。指先は敏感で、しかも歩行のたびに体重がかかるのでかなりの痛みと感じる方が多いです。病院に慌てて飛び込んでくる方も。この状態から悪化しなければ自然に収まることもあります。

■指先の腫れ・肉芽腫(にくげしゅ)
炎症が生じると浮腫といって指先が腫れてきます。すると親指の皮膚と爪の接触により圧力がかかり、ますます炎症がひどくなります。浮腫→圧力 →炎症のサイクルが進行すると、爪の横の皮膚が炎症でしこりのように腫れてくる肉芽腫を形成します。この状態まで進行すると薬の治療では改善は難しく、浮腫 →圧力→炎症のサイクルを止めるため、部分切除が必要な状態と判断されます。

■化膿
さらに重症になると炎症が進み、指先が化膿します。膿が皮膚の下に生じるので、外から見ただけではわからないですが、手の指で押すと黄色の膿が皮膚に出てきます。かなりの激痛を伴うことが多いです。ひどい場合、足の指先に体重を載せることができなくなり、踵で歩くような状態にまでなることも。この状態まで進行しても発熱、だるさ、血液の炎症反応進行の症状は出ません。あくまで指先の症状にとどまり、合併症もありません。

巻き爪の原因

巻き爪の原因として多いのは深爪、靴、外傷、爪白癬、下半身麻痺などです。

■深爪
一番の原因は深爪です。ちょっとしたきっかけで深爪をすると、少し曲がっている爪の先端が爪の横の皮膚にくいこみ、皮膚に小さな傷を作ります。この傷が自然治癒すればよいのですが、炎症を繰り返すうちに、浮腫→圧力→炎症のサイクルが進行し、巻き爪になります。

■足に合わない靴
硬い革靴、先端のきつい靴、サンダルで足の指先が不自然に圧迫されつづけると、皮膚の傷が深くなり、巻き爪が発生したり、症状が悪化したりします。巻き爪の状態になった時、治療中は柔らかい運動靴、先端が広いサンダルが望ましいです。女性用のサンダルは先端が狭いものが多いので、女性の方には男性用サンダルをお勧めしています。

■爪の変形を伴う外傷
けがが原因で爪の形が変形すると、巻き爪になることがあります。変形した爪によって爪の横の皮膚が傷つけられることで、巻き爪になります。 爪の変形の治療が必要なため、専門医を受診する必要があります。

■爪白癬(つめはくせん)
爪の水虫である爪白癬にかかると、爪が厚くなり変形が生じます。この変形が原因で巻き爪になることがあります。この場合、爪白癬の治療が必要です。

■下半身麻痺
原因不明の巻き爪

原因不明の巻き爪。爪白癬や外傷、深爪がないのに巻き爪の症状があります

下半身麻痺の方の場合、爪の変形はなくても、原因はわかりませんが巻き爪になることがあります。麻痺で運動ができなくても、知覚が残っていると激痛となります。知覚が残っていない場合、炎症が進行しても症状を自覚することがないので、重症化しやすいです。

その他、右の写真のように、特に原因がなくても、爪が丸まるように伸び、巻き爪となることがあります。時に重度な変形となり、手術が必要となります。

更新日:2010年10月26日

(公開日:2010年05月25日)

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