買いの法則とは
日経平均株価は2015年1月に入ってからというもの、数百円上がったと思ったら翌日には数百円値下がりするという状況が続いています。2014年12月につけた高値からは1000円以上下落し、「一体いつまで下落するのだろう」「そろそろ買い時なのかな」等と考えていた投資家も多いことでしょう。「株の売り時を決める場合に参考になる法則とは」の記事では、「グランビルの法則」のうちの売りの法則について解説しました。そこで今回は、「グランビルの法則」の買いの法則について解説します。
グランビルの法則とは
グランビルの法則とは、米国のチャート分析家ジョゼフ・E・グランビル氏が考案したもので、買いの4パターンと売りの4つ、合計8法則があります。1.買いシグナル1:移動平均線が下落後に横ばいか上昇になる時、株価が移動平均線を上にに突き抜ける
2.買いシグナル2:移動平均線が上昇している時、株価が移動平均線を下に突き抜ける
3.買いシグナル3:移動平均線が上昇している時、株価が移動平均線を下に突き抜けない
4.買いシグナル4:移動平均線が下落している時、株価が移動平均線からかなり離れて下落する
グランビルの法則を参考にしながら、日経平均株価の日足チャートを見てみましょう。
株価は現在、25日移動平均線の下に位置しています。5日移動平均線も25日移動平均線も下向きであることがわかります。囲みの部分。上記の買いシグナルと照らし合わせてみた場合、目先は買いシグナルがまだ発生していないのではないかと考えることができます。
ただし、常に株価の下落が続くわけではなく、いずれは上昇します。仮に買いでも売りでもシグナルが発生したからと言っても、株価チャートは絶対ではありません。他のチャートと組み合わせて、足元のトレンドを常に確認しながら投資していくことが、株式投資で儲けるためには必要になってきます。まずは日頃から複数の株価チャートを確認する習慣をつけていくことが大切になるでしょう。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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