日経平均株価はどこまで上がる?
10月31日に日本銀行が発表した追加の金融緩和により、日経平均株価は一時1万5800円から1万6500円台まで急騰しました。その後、金融緩和の影響を受けて、為替相場では円が売られ、米国の株式市場では株価が上昇。その影響もあってか、日経平均株価は1万7000円台を回復し、そして、高値を更新する日々が続いています。日経平均株価のチャートを見てみましょう。
株価チャート(右側部分)を見ると、たった2週間ほどで1000円以上も上げたわけですから、追加の金融緩和がもたらしたサプライズぶりが一目瞭然ですね。
過去のチャートを確認
さて、現在の株価水準はおよそ7年ぶりの高値です。そこで、今度は7年前まで遡った株価チャートを見てみましょう。高値は2007年6月につけた1万8279円です。丸印の箇所です。今回の金融緩和によって、日経平均株価はほとんど戻ってきており、高値まであと数百円という状況になってきています。
今後の戦略と株価
上げ幅の大部分が金融緩和の初日ということにはなりますが、株価はすでに1000円以上上昇しました。今後どのような戦略で投資を行えばいいのでしょうか?日経平均株価は中長期的に考えれば上昇トレンドにありますので、1万8000円辺りまで上昇する可能性が高いと分析することができます。
基本を忠実に守れば、トレンドにつく順張りの取引がいいでしょう。ただ、すでに大幅に上昇してしまっていますから、いつ下落に転じるのかも正直わかりません。高値圏で取引する場合には、できれば短期で利益を確定しつつ、下落時に備える戦略が有効なのではないでしょうか。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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