アート・美術展/おすすめ展覧会・イベント情報

2014年10月のオススメ展覧会・美術展(5ページ目)

日本全国の2014年10月のオススメ展覧会・美術展を紹介。東京都美術館(上野)のウフィツィ美術館展、上野の森美術館(上野)のボストン美術館浮世絵名品展 北斎、東京都現代美術館(木場)のミシェル・ゴンドリーの世界一周、東京ステーションギャラリー(東京)のディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい、大分県豊後高田市・国東市の国東半島芸術祭を紹介します。

浦島 茂世

執筆者:浦島 茂世

美術館ガイド

自然と歴史とアートが渾然一体に!
国東半島(大分県豊後高田市・国東市):国東半島芸術祭

photo by Naoki Ishikawa/(C)国東半島芸術祭実行委員会

photo by Naoki Ishikawa/(C)国東半島芸術祭実行委員会


国東(くにさき)半島は、大分の東のさきにある半島。昔から、大陸の文化と土地の文化が混ざり合い、独自の新しい文化が生まれていました。この秋、この土地の歴史、風土を最大限に引き出した芸術祭が開催されます。


こちらの芸術祭の開催地はかなり広域。国東半島を象徴する海岸線や山間部、集落などに作品を設置した「サイトスペシフィックプロジェクト」をはじめ、その土地の文脈を取り入れた「パフォーマンスプロジェクト」、アーティストが実際に現地で暮らしながら作品を創り上げる「レジデンスプロジェクト」から構成されています。

光の水滴 Saburo Teshigawara 2013年 (C)国東半島芸術祭実行委員会

光の水滴 Saburo Teshigawara 2013年 (C)国東半島芸術祭実行委員会


そのなかでも、6つのエリアで展開される、「サイトスペシフィックプロジェクト」は国東半島の歴史性や文化を体感できる特別な場所。宮島達男やアントニー・ゴームリー、チームラボなど国内外で注目を集めるアーティストが制作した、その土地の歴史を紐解き、その土地の持つ魅力を織り込んだ作品は世界で一つだけのもの。ダムのほとりにうかぶ、勅使川原三郎の作品群は遠くからでも行く価値があるもの。また、アートを見ながらトレッキングも体験できるツアーやトークショーなどの多彩なイベントも用意されています。

プロジェクトの間には距離があり、バスの本数も少ないことから短時間で回る場合はレンタカーを借りて見るのがオススメ。また、歴史あふれる土地なので、史跡とアートをあわせて回るツアーなども利用すると、よりいっそう国東半島を楽しめるはず。山中を歩いてアクセスする作品も多いので、動きやすい服装で行きましょう。

■展覧会DATA
展覧会名称:国東半島芸術祭
会場:国東半島(豊後高田市・国東市)
会期:2014年10月4日(土) ~ 11月30日(日)
開館時間:10:00~17:00
※入館は閉館の30分前まで
※パフォーマンスプロジェクトはプロジェクトごとに異なります。
休館日:水曜日
Web: http://kunisaki.asia/


以上、10月のオススメ展覧会でした。きっと心をうつ作品に出会えるはずですよ!

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