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空の産業革命と呼ばれるドローンって結局何がすごい?

ドローンの民間活用が進む可能性が高くなってきました。ドローンは今後様々な分野で活用され、それが労働力人口の減少をカバーする可能性も秘めています。空の産業革命とも呼ばれる「ドローン」。いったいどういったものなのでしょうか。またどんなところに活用されるのでしょうか?今回はこのドローンの将来を追ってみたいと思います。

伊藤 亮太

執筆者:伊藤 亮太

株式・ファイナンシャルプランナーガイド

ドローンが空をうめつくす?そんな時代がやってくるかも

ドローン

有人ではなく無人飛行機の時代に?

皆さん、最近「ドローン」が話題になっているのはご存知でしょうか。ドローンとは、通常は小型無人飛行機を表します。これまでドローンといえば、軍事的な用途で利用されることが多かったといえます。例えば、無人のステルス爆撃機の導入などが該当します。しかしながら、今後は民間において様々なところで利用される可能性が出てきています。

今回は、この「ドローン」がどんなところに利用される可能性があるのか、そしてドローンの活用によりどんな未来がまっているのか、解説していきたいと思います。

Amazonがドローンを用いた配送サービスを構想中

ドローンの民間活用例としてまず挙げたいのが、Amazonの「Prime Air」構想。早ければ米国にて2015年にもスタートするサービスになります。

この構想では、顧客が注文してから30分以内に商品を届けることが可能になるかもしれないとのこと。空を飛んで配達するわけですから、配送時間が大きく削減できることは容易に想像できます。これから具体的にこのサービスの料金や配送可能地域などが決まってくるものと思われますが、最初のうちは米国の大都市部で、ある程度配送料も高くなるのではないかと思います。

この他にも、ソニーが「ドローン」の実用化に向け開発に乗り出すなど、さらにドローンの利用方法は拡大しそうです。ドローンがもたらす経済効果は、米国だけで2025年までに8兆円を超えるとされており、まさに「空の産業革命」が起こりうる可能性があります。

労働力人口減少のカバーにも

ドローンは今後様々な分野で活用され、それが労働力人口の減少をカバーする可能性も秘めています。ドローンは手の上に乗る小型のものも開発されており、災害時の緊急調査や高速道路の点検、農薬や種もみといった農業利用などこれまで人が行っていた作業を効率よく行うことが可能となりそうです。この他にもドローンによる警備、安全保障などへの利用、ドローンを利用したネット接続中継などにも拡大しそうです。

特に農業での活用は、日本において耕作放棄地の解消などにもつながる可能性がありますし、高速道路の点検なども人口減少における人手不足を解消する方法につながる可能性があります。

日本での活用はまだまだこれからといえますが、全世界でドローンの商用活用が進めば、新たな技術革新の誕生といっても過言ではないと思います。これからのドローンの展開が楽しみですね。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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