バイオハザード三上 真司氏の最新作、サイコブレイク
バイオハザードやVANQUISHなどを手掛けた三上 真司氏の最新作
その中でも、CERO「D」とCERO「Z」というのがとても重要で、「D」は17歳以上対象、「Z」は18歳以上のみ対象となり、この1歳の差で様々な制限が課せられます。過激な表現のあるゲームは、「D」になるのか「Z」になるのかで、売り方や、販売本数に大きな差がでます。
そんな中、非常にユニークな方法で売ろうとしているゲームがあります。バイオハザードの生みの親である三上 真司氏率いるTango GameWorksが開発を担当し、「The Elder Scrolls」シリーズや「Fallout」等で海外ゲームファンに有名なベセスダ・ソフトワークスから発売される、ホラーゲーム「サイコブレイク」です。対応機種は、PlayStation3、PlayStation4、Xbox360、Xbox Oneの4機種、発売日は2014年10月23日。
さて、このタイトル、ホラーゲームということでかなり過激な表現もありそうなんですが、CEROレーティングは「D」となっています。しかし、予約をするとついてくる特典のダウンロードコンテンツによって「Z」相当の表現のゲームが楽しめる、というんですね。
なんでそんなややこしい売り方をしているんでしょうか。そもそもゲームのレーティングというのがどういうものなのかというところから、お話していきたいと思います。
ゲームのレーティング制度、CEROってなあに?
血が出るとか、人が死ぬ、とかだけじゃなくて、恋愛とか、タバコを吸っているなど、色んな要素で判断し、対象年齢を決めます。
CEROレーティングには5段階ありまして、全年齢対象のCERO「A」、12歳以上対象のCERO「B」、15歳以上対象のCERO「C」、17歳以上対象のCERO「D」、18歳以上のみ対象のCERO「Z」。「Z」だけが特殊で、18歳以上にしか売ってはいけないことになっています。
パッケージ表面左下と背表紙にはアルファベットでレーティングが、そしてパッケージ裏面にはそのレーティングの根拠はなんであるかが、恋愛、セクシャル、暴力、恐怖、飲酒・喫煙、ギャンブル、犯罪、麻薬等薬物、言葉・その他の9つのカテゴリのアイコンで表示することになっています。
パッケージのCEROレーティングを見ていただければ、どんな内容の表現で何歳以上対象のゲームなのか、というのが分かるようになっているんですね。お子さんにゲームをプレゼントする親御さんには、ぜひ知っておいて欲しい制度です。
さて、このCEROのレーティングの中でも、特に重要なのは「D」と「Z」の違いです。「Z」になると、様々な制限がついて、販促が難しくなる側面があります。