キッチン/輸入システムキッチン

イタリアのキッチンメーカーには強烈な哲学がある(3ページ目)

ミラノサローネ2014視察ツアーの最終日は、CANTU市内の家具工場、キッチン工場、キッチン家具金物工場の視察をおこないました。その視察報告です。

執筆者:黒田 秀雄

イタリアの家具工場見学レポート
SALICEの家具金物工場視察レポート

SALICE
創業以来88年が経過する「サリーチェまたはサリス」はイタリア最大の家具金物メーカーで、主にスライド蝶番の一環生産をおこなっている。

24万平方メートルの広大な敷地にある6万平方メートルの工場では、400人以上の従業員が働き、24時間フルタイムで、一分間に500個と言う強烈なスピードでスライド蝶番を組立てる機械が25台以上も並ぶ。

数多くのパテントと新製品開発にかける情熱は他社の追随を許さないが、金型生産から組立て機械まですべてを自社工場内で作り上げる思想も,オリジナリティにかける熱意を伺うことができる。

素晴らしいメーカーにも関わらず,今まで日本市場では、オーストリアのBLUMやドイツHAFELEなどのメーカーに後塵を拝していたのは、ひとえに営業力と日本市場への積極的取組みをおろそかにしてきた結果である。

今回の視察を機会に日本市場の再構築を計ろうとしている。日本のキッチンメーカーも、横並びで同じメーカーの家具金物一辺倒と言う考え方を改め、品質比較を徹底して自社に適した部品調達をするようにするべき時期が来ているように思う。

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SALICEの工場全景(提供:SALICE)


 
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SALICE本社工場エントランス


 
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SALICE本社工場エントランス


 
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SALICE本社工場エントランス


 
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SALICE本社前の花壇


 
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SALICE本社内のショールーム


 
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SALICE本社内のショールーム


 
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SALICE Alberto Oliva貿易部長


 
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SALICEオリジナルのカップ付きスライド蝶番


 
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SALICEオリジナルのカップ付きスライド蝶番


 
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SALICE本社前の集合写真


 
◇ミラノサローネ2014視察レポートも併せてお読みください。
ミラノサローネ Report Vol.1 ミラノ大学で始まったINTERNI2014
ミラノサローネ Report Vol.2 Panasonic今年のテーマはスライディングネーチャー
ミラノサローネReport Vol.3 ユーロクッチーナ最新報告Report Vol.01
ミラノサローネReport Vol.4 ユーロクッチーナ最新報告Report Vol.02
ミラノサローネReport Vol.5 ユーロクッチーナ最新報告Report Vol.03
ミラノサローネReport Vol.6 ユーロクッチーナ最新報告Report Vol.04
ミラノサローネReport Vol.7 ユーロクッチーナ最新報告Report Vol.05
ユーロクッチーナFTKに見る最新キッチン機器の動向-1
ユーロクッチーナFTKに見る最新キッチン機器の動向-2
ユーロクッチーナFTKに見る最新キッチン機器の動向-3

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