医療保険/医療保険の選び方

スポーツが趣味の人が備えておくべき保険とは?

スポーツをする時はケガの心配がつきものです。何か保険には入っておいた方が良いでしょうが、どのような保険が適しているのでしょうか?医療保険でも保障の対象になっているのでしょうか?スポーツをする時の備えをまとめてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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スポーツが趣味だと、ケガのリスクも高まる

サッカーのワールドカップがブラジルで開催中です。残念ながら日本代表は敗退してしまいましたが、テレビで観て盛り上がって、自分でもサッカーをしてみたくなった人は多いのではないでしょうか。

サッカーに限ったことではないですが、スポーツにはケガが付きものです。であれば、スポーツをする時は何か保険に入っておいたほうが良いのでしょうか。どんな保険が適しているのでしょうか。スポーツをする時の保険について考えてみました。

団体で傷害保険や賠償責任保険に入るケースが多い

サッカースクールは入会時に保険加入

サッカースクールは入会時に保険加入

地域の野球チームや婦人バレーボールチーム等でスポーツをする場合、主催者側が備えとして保険に加入するケースは多いです。

スポーツを主催する団体側としては、参加した人には安心してスポーツをしてもらいたいでしょう。もしケガをした時に何の備えもなく、責任を問われて困るのを避けたい考えもあります。

この場合に加入する保険としては、損害保険会社の傷害保険(偶然な外来の事故やケガによる入院・通院・死亡等を補償)や賠償責任保険(誰かをケガさせたり誰かの物を壊したりして、法律上の損害賠償責任が生じた場合の補償)が中心となります。

例えば、スポーツ安全保険は、スポーツを含めた5人以上のアマチュアの社会教育関係団体が、傷害保険や賠償責任保険を含めた保険に加入できるようになっています。

民間企業の主催でも、主催者側が用意した保険への加入を参加者に求めているケースは多いです。例えば、鹿島アントラーズのサッカースクールのホームページを見ると、スクールに入会するのと同時に、スポーツ傷害保険への加入も必要。スクール管理下における活動中やスクールへ通う途中での事故が、補償の適用範囲と記載されています。

個人で損害保険を備えておく手も

団体活動によるスポーツでは、主催者側のほうでケガ等への備えを確保してくれています。しかし、内輪でテニスやランニングをするような場合は、誰かが自動的に備えをしてくれることはなく、必要なら自分で備えを確保する必要があります。

もちろん団体活動においても、主催者側の備えだけでなく、参加者側でも何らかの備えを確保しておくとより安心できます。

スポーツで心配なのは、自分がケガをした時の治療費負担への備えと、他人をケガさせてしまった時の償い(治療費の支払い等)がメイン。個人で加入する場合でも、傷害保険と賠償責任保険が中心になります。また、たとえばゴルフならゴルファー保険、スキーやスノーボードならスキー保険・スノーボード保険があります。

生命保険にも、スポーツのケガに使える保険はある?>>
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