絵本/絵本関連情報

あら不思議!開けば動物が動き出す 『ワドル!!』

「全然飛び出さないのにとっても面白い」と話題のしかけ絵本があるのをご存知ですか?『ワドル!! よちよちあるき』は、ページをめくれば、そのめくるスピードに合わせて、カラーの動物たちが走ったり跳んだり、イキイキと動く不思議な絵本です。

執筆者:大橋 悦子

飛び出さないのに面白い?! 『ワドル!! よちよちあるき』

しかけ絵本といえば、ポップアップのしかけを駆使した飛び出す絵本がまず思い浮かびます。でも、しかけ絵本はそれだけではありません。『ワドル!! よちよちあるき』は、ページを開けば、そのスピードに合わせて絵が動く、とても不思議な作品です。可愛らしい動物たちが、よちよち歩いたり、走ったり、跳んだりする姿は、何回見ても楽しくて、見飽きるということがありません。

これは驚き!いきいきと動くスキャニメーションのしかけ絵本

『ワドル!!undefinedよちよちあるき』の表紙画像

動物が歩く! 走る! 跳ぶ! 摩訶不思議なしかけ絵本

「絵本の中の動物たちが、アニメーションの様に動き出す」と言っても、にわかには信じていただけないかもしれません。でも、本当なんです。それは、スキャニメーションという仕組みがなせる業。絵の上を黒色のストライプが入った透明フィルムをずらすだけで、絵がまるで動いているように見えてしまうという、目の錯覚を利用したアニメーションです。

でも、ページを開いたり閉じたりするたびに、カラーの動物たちがページをめくるスピードに合わせて動く姿は、たとえ動いて見える仕組みがわかったとしても、やはりとても不思議で、小さな子どもたちにとっては、魔法を見ているように思うかもしれません。

本文には、動物たちの動きに合わせたリズミカルなオノマトぺ(※)が添えられていますが、そのオノマトペに合わせて、ページをめくるスピードを変えれば、楽しさも倍増します。本の作りも丈夫で壊れにくい構造なので、小さなお子さんから、自分でページをめくって、しかけを楽しむことができる点も魅力です。

『ワドル!! よちよちあるき』は小さなお子さん向けの内容ですが、もっと大きなお子さんや、大人向きのスキャニメーションを楽しみたいという方には、同じ作者の次の3冊(『Star Wars』スターウォーズのみ洋書)もおすすめです。合わせてどうぞ。

 

【書籍DATA】
ルーファス・バトラー セダー:作 たにゆき:訳
価格:1995円
出版社:大日本絵画
推奨年齢:2歳くらいから
購入はこちらから


※オノマトペとは、ワンワン・ドカーンなどのような音をあらわす擬声語とツンツン・ニヤニヤなどの本来音のないものを音で表現する擬態語の総称です。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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