シンガポールメディア絶賛の美味、ブランド亀スープ

ブランド亀を使ったスープをお手軽に！「Si Yang Steam Soup」

滋養強壮に、そして美肌にも効果的と、シンガポールで伝統的に食べられている亀のスープ。とは言え、高級レストランで食べると高価だし、逆にカジュアルすぎるお店で食べるのも味や衛生面で不安。お手軽な価格で美味しくかつ安心できる亀のスープが食べたい！ 今回はそんな方にぴったりなお店をご紹介します。シンガポールで唯一HACCP（衛生管理の世界的ガイドライン）認定された業者の上質で鮮度の高い亀を使ったスープが、とってもお手頃な価格で食べられるホーカー（屋台施設）があるのです！

それが、シンガポールのベッドタウン（公共交通機関でシンガポール動物園に行く際に便利な場所でもあります）Ang Mo Kio （アンモキオ）にある、「Si Yang Steam Soup（シ・ヤン・スチームスープ」。オーチャード近辺からなら、タクシーで15分ほどの場所です。場所は、HDBと呼ばれる、何の変哲もない公営住宅の1階のホーカーズの一角。ここで本当にいいの？と不安になってしまう立地かも知れませんが、ご安心を。

このお店は、薬膳スープの店として25年以上の歴史がある老舗で、常に10種類以上のスープが置かれていますが、もちろん一押しは亀のスープ。テレビ番組のコンテストで優勝した事もある名物なのです。そして、どのスープも安い！3シンガポールドル台から、様々なスープが揃っています。亀のスープ（「山端」と言うのが亀です）も HACCAP認定の、超高級ブランド亀を使った価格としては破格の12シンガポールドル。白いご飯（0.5シンガポールドル）と共にオーダーしました。

ホーカーで頂く上質な亀のスープ、そのお味は？

にこやかな女性が出してくれた亀のスープは、醤油ベースの色合いに、クコの実が散らされたヘルシーな見た目。中には、ゼラチン質のつるっとした部分と、白っぽい肉の部分があります。
まずはスープを一口いただくと、中国醤油と甘草の甘めの味付けと薬膳ハーブの香り。茶色いスープの福建系肉骨茶の味に少し似ています。
その後、肉を一口。とても柔らかで臭みもなく、ごくごく上質な鶏肉を食べているような白身の肉です。
ホーカーズや屋台で食べるものは、小骨や食べられない硬い部分があったりするものですが、ここはそう言ったものが全くなく、ご年配の方でも食べられそうな柔らかさ。そして、ゼラチン質の部分。黒っぽい、甲羅の辺りに見える部分も入っていましたが、全部が、まるで「食べるエステ」とでも呼びたくなるような、コラーゲンたっぷりのゼリーの塊で、嫌な歯応えや歯触り等は全くなく、全部食べられます。上質な素材を、丁寧に調理しているのがうかがえます。

その他にも普通の鶏肉のスープや、薬膳の烏骨鶏や朝鮮人参を使ったスープもあり、何人かで少しずつシェアして食べるのもお勧めです。

＜DATA＞
■Si Yang Steam Soup
住所：Blk 728 Ang Mo KIo Ave 6 Coffee City
営業時間：11:00~21:00 火曜休
アクセス：MRT Ang Mo Kio 駅から徒歩10分ほど、MRTオーチャード駅からタクシーで15分ほど