冬にニキビが悪化してしまう原因は?
ニキビは1:アクネ菌の繁殖 2:角質による毛穴の詰まり 3:皮脂の分泌過剰 この3つの条件が揃うことで発生します。乾燥によるニキビは、何が1番の原因なのでしょうか?冬だからと気を抜くと、乾燥ニキビが発生!
冬は外気の乾燥により、角質層の水分量が足りなくなり、肌を守るためのバリア機能が大幅に低下してしまいます。そうすると、角質が柔軟性を失う異常角化が起こりやすく、ニキビの原因となる2の角栓発生を引き起こします。また一見表面が潤っていても、角質層の内部が乾燥している、いわゆるインナードライという状態により3の皮脂分泌が促され、肌は乾燥しているのにニキビが出来るという肌状態となります。
乾燥ニキビとふつうのニキビ、どちらの治りが遅い?
乾燥によりターンオーバーが滞って角質が溜まりやすくなり、さらにメラニンも排出しにくくなるため、乾燥ニキビの方が治りが遅く、ニキビ跡も残りやすくなると考えられます。またふつうのニキビはTゾーンに出来やすいのに対し、乾燥ニキビはUゾーン(アゴまわり)に出来やすいのも特徴です。
角質をオフ&たっぷり保湿ケア
まずは余分な角質を溜めこまないため、週に1~2回角質ケアを取り入れましょう。ニキビの炎症が治まっている時に、ピーリングがおすすめです。ゴマージュやふき取りタイプは肌を強くこすってしまうので、すでにニキビができている肌には刺激が強すぎるため、ソフトに角質を除去できる石けんタイプや美容液タイプを使用するようにしましょう。また肌のバリア機能が低下していますので、角質層にたっぷりの水分を保持することも大切です。乾燥の度合が激しい場合は、ローションパックなどを行うのも効果的。化粧水で十分に保水した後は、乳液やクリームの油系の成分でしっかり蓋をしてください。角質ケアと保湿ケアは必ずペアで行うようにしましょう。