ノルウェー/オスロのホテル

オスロのホテル

宿泊環境が十分に整っているノルウェーの首都オスロ。料金は高いけれども、思い出の残る贅沢な一夜を過ごせる高級ホテル、十分なサービスと設備が整った中級ホテル、低価格な共同施設の安宿&ユースホステル、そしてまだまだ知られてはいない北欧風のおしゃれなアパートメントホテル。これら4タイプのオスロのホテルの特徴をご紹介します。

鐙 麻樹

執筆者:鐙 麻樹

ノルウェーガイド

タイプ別に紹介! オスロのホテル選び

ザ・シーフ

オスロの高級ホテルを代表する北欧デザインホテル「The Thief」。レストランではおいしいノルウェー料理が味わいながら、贅沢な夜を過ごせる  (C) The Thief/Marte Garmann

北欧の中でもずば抜けて物価が高いノルウェー。観光客が多く訪れる首都オスロでは、宿泊料金が毎年のように値上げされています。オスロにはホテルが何軒もあるので、泊まる場所を探すことには困りませんが、ほぼ全てのホテルがシングルルームでも1晩1万円以上を超える高級・中級ランクとなってしまいます。節約したい個人旅行者や、バックパッカーにとってはオスロの宿泊料金は頭が痛い問題かもしれません。

少しでも節約をするためには、おすすめのホテルを紹介するさまざまな旅行ウェブサイトを利用したり、ホテルの公式HPで頻繁に紹介されているサマーキャンペーンや週末の割引価格をチェックするとよいでしょう(平日よりも週末のほうがお得です)。お得な宿泊料金の部屋を希望する場合はできるだけ事前に日本で予約をしておくことをおすすめします。

オスロのほぼ全てのホテルでは、無料でインターネットアクセスが提供されています。また、ノルウェー人は英語が堪能なので、英語でのコミュニケーションにも困りません。

オスロの高級ホテル

グランド・ホテル

多くの著名人が宿泊するグランド・ホテルのジュニアスイーツ (C) Grand Hotel Oslo

ノーベル平和賞の受賞者や著名人が泊まる老舗の最高級ホテルや、北欧デザインの家具で装飾されたデザインホテルは、宿泊料金は高額ですが、その分思い出に残る夜を過ごすことができるでしょう。中心地にあるホテルは各観光スポットへのアクセスが便利なために人気があります。

歴史のある伝統的なホテルでは、画家エドヴァルド・ムンクにまつわるエピソードが今でも残っており、そのためだけに宿泊する人もいます。併設されているレストランでは観光客に人気の定番ノルウェー料理を堪能することが可能です。お財布に余裕があれば、ぜひ高級ランクの夜を過ごしてみましょう。

詳細とおすすめのホテルは、「オスロの高級ホテル」を参考に

 

オスロの中級ホテル

ソン・ホテル・アストリア

お得なバジェットホテルに認定されているソン・ホテル・アストリアの客室 (C) thonhotels.no

「ある一定のサービスや質は保ちたいけれど、スタンダードな夜が過ごせれば満足」、「一晩数万円もする高級ホテルのランクまでは求めていない」、という方には中級ホテルがおすすめです。

シンプルなデザインの一部屋に、テレビ、ベット、デスク、シャワー&トイレが完備されていて、インターネットアクセスと朝食付き。ノルウェー料理が味わえるレストランは併設していないところが多いので、外食先はホテルのフロントで尋ねるか、事前にガイドブックなどで調べておくとよいでしょう。お得な宿泊料金を提供する「バジェットホテル」もおすすめです。

詳細とおすすめのホテルは、「オスロの中級ホテル」を参考に

 

オスロのアパートメントホテル

Frogern House Apartments

キッチン付きのおしゃれなアパートメントホテル (C)frognerhouse.no

キッチン付きで、広々としたダイニングルームに、大きなソファやテレビがついているアパートメントホテル。多くはノルウェー人オーナーがセレクトした北欧風インテリアで空間が演出されており、おしゃれな地元の人の自宅にお邪魔しているかのような体験ができます。

キッチンで自炊できるため、物価の高いノルウェーでの外食費を節約できます。短期&長期滞在、家族連れや友人との大人数での旅行にも最適です。アパートメントホテルの多くは高級住宅街のフログネル地区や中心地周辺に位置しており、観光スポットへもすぐにアクセスできます。

詳細とおすすめのホテルは、「オスロのアパートメントホテル」を参考に

 

オスロの安宿&ユースホステル

セントルム・ペンショナット

ほかの宿泊者と一緒に寝泊りするドミトリー(相部屋) (C) sentrumpensjonat.no

他国と比較すると、ノルウェーではほかの宿泊者と施設を共同するタイプの安宿はあまり見当たらず、高級・中級ホテルよりも数は少なめです。バックパッカーや国内外の学生から人気があるので、どうしても節約をしながら旅行したい場合は事前予約が必須です。

場所によっては一人部屋に宿泊も可能ですが、基本はシェアタイプなので、常に期待するほどの清潔さが保たれているとは限りません。人との出会いを求めた旅路で、外国人旅行者と英語でコミュニケーションがしてみたい人におすすめです。

詳細とおすすめのホテルは、「オスロの安宿&ユースホステル」を参考に

 

オスロにB&Bは?

Frogner B&B

3部屋を提供するFrogner B&Bの一部屋 (C) frognerbb.no

オスロには民家や住宅の部屋を貸し出し、簡単な朝食と宿泊を提供するベット&ブレックファスト/B&Bのような宿泊施設はあまりありません。フログネル・ベット&ブレックファスト(Frogner Bed & Breakfast)のような家族経営のB&B/ゲストハウスは数少なく、朝食やサービスは簡素なところが多いです。民家よりも規模が大きく、低価格で利用できるバックパッカー向けの安宿やホステル、または修道院が提供する宿泊施設が、B&Bとして紹介されることもあり、その区別はあまり明確ではありません。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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