家にピアノが無くても大丈夫?
家にピアノが無くても大丈夫?
保育士になるためだけに、高価なピアノを購入する必要はないと思います。家での練習は、キーボードでも、ある程度まではできるでしょう。ただし、試験本番は、全国どこの会場でも、本物のピアノです。鍵盤の感触は、キーボードとは全く違います。
ですから、試験前には必ず本物のピアノで練習する機会を持つことを強くおすすめします。楽器店の教室は、空き時間を有料で貸しているところもありますし、また、コミュニティーセンターなど、公共施設の音楽室という手段もあります。近所に、ピアノを弾ける場所をぜひ確保しましょう。
伴奏のレベル
『簡単な伴奏より、難しい伴奏を弾ける方が、高得点』だと思っていませんか?実は、そうではありません!『弾き歌い』は、自分で伴奏をしながら歌を歌う、という意味で、『歌う』ことがメインなのです。ですから、ピアノの練習ばかり一生懸命にして、歌がおろそかになっているような演奏だと、評価は低くなります。
- 簡単な伴奏=低評価
- 複雑な伴奏=高評価
- 自分に演奏できるレベルで、適切な伴奏を用意できるか
- 『歌を聴かせる』という課題を理解しているかどうか
レッスンはピアノ教室で?それとも…
近所の音楽教室でレッスンを受ける場合、どの先生にお願いすればよいか、迷いますよね?保育士試験→ピアノ→ピアノ教室 と、思い込んでいませんか?
この試験は、たしかにピアノで伴奏もしますが、弾き歌い、つまり『歌』の試験であり、伴奏はギターやアコーディオンでもOKですので、教えてもらえるスクールは意外と広範囲です。クラシックの音楽教室だけに限らず、ポピュラーミュージックの教室で、ピアノやギターで弾き語りのコースなども、この試験の主旨に合っていると思います。
もちろん、教室によっては、『保育士試験コース』を設置しているところもあります。コースが無い場合でも、保育士試験対策の指導ができる講師がいるかどうか、スクールに問い合わせてみましょう。
そのとき、『受験の手引き』を持参し、出題文を見せることをお勧めします。口頭では、試験の主旨が正しく伝わらず、指導方針も的外れなものになってしまう危険があるからです。講師は、出題文から様々なことを読み取り、そこから指導の方針や方法を練っていきますので、ぜひ出題文の実物を持参してください。
つぎに、ギターでの受験についてです。