謎の美少女、ポスト橋本愛は刈谷友衣子だ

ドラマや映画を見ていると「謎の美少女」としか呼べないような役柄があります。すぐ死んだり、回想シーンでしか登場しなかったり、秘密を持っていそうだけど主人公との接触が少なかったりする、もちろん美少女な役。

この「謎の美少女」の代表選手といえば栗山千明でしょうか。2000年にホラードラマ『六番目の小夜子』で謎の転校生として登場、さらに同年、映画『バトル・ロワイアル』で死闘をくりひろげたことから注目され、『キル・ビル』で世界的に通用するまでに。

現役ナンバーワン

そんな「謎の美少女」女優。現役ナンバーワンは橋本愛でしょう。

2010年の映画『告白』の学級委員長あたりから注目されはじめ、その直後の怪獣ドラマ『MM9』では姿が女子中学生の謎の存在。

2012年には『貞子3D』で貞子役(貞子は仲間由紀恵、木村多江などブレイクする前の美人女優が演じることが多く儲け役といわれてます)、ドラマ『はつ恋』でヒロインの少女時代、映画『Another』で眼帯の美少女、日本アカデミー賞作『桐島、部活やめるってよ』で女優の一番手、『さよならドビュッシー』でピアニストを目指すヒロインと「謎の美少女」キャラを縦横に展開しています。

 

『はつ恋』

NHKドラマ10枠で放送された『はつ恋』は三島匡(伊原剛志)と村上緑(木村佳乃)が過去に不幸な別れをし、16年後に医者と患者として再会するというラブストーリー。

ヒロインは結婚しているため、普通にやると不倫ドラマになってしまいます。純愛として描くには過去の「はつ恋」を美しく描かなければなりません。それを成功させたのは橋本愛の存在といっていいでしょう(ただし大人になっての木村佳乃とはイメージ違いすぎましたが)。

そして今年になって『あまちゃん』の足立ユイ役でメジャーブレイクしていることは御存知の通り。

ただ知名度があがると「謎の美少女」という感じではなくなってしまいます。ほとんどの人は名前を知らない女優の方が印象的ですから。

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