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再開発や新線・新駅計画などが活発に(2ページ目)

関西では京都市が厳しい景観規制を設け、マンション業界に波紋を投げかけています。一方で駅前の再開発プロジェクトが各地で動き始め、新線計画が着々と進むなど、新たな街づくりの取り組みも活発です。

執筆者:All About 編集部

JR大阪駅前の中央郵便局などの再開発計画を発表

再開発が進む梅田周辺で新たな計画がスタートする
再開発が進む梅田周辺で新たな計画がスタートする
JR西日本と日本郵政公社は、JR大阪駅前約1.3haの区画を共同で再開発すると発表しました。具体的な計画内容は未定ですが、商業施設やオフィスが入る高さ180m程度の超高層ビルが建てられる見通しです。完成は平成23年度を目標としています。

この西梅田地区には大阪中央郵便局が立地しており、同地区の中では再開発が手つかずとなっているエリアです。10月から日本郵政公社が完全民営化されるのを機に、資産の有効活用を図ろうという考えです。JR西日本と郵政公社では1年後をめどに計画をまとめたいとしています。

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西日本旅客鉄道株式会社


シャープの新工場進出で町名変更!? 堺市

堺市築港八幡町では平成22年に、シャープの大型液晶テレビ関連工場が進出することになっていますが、これに伴って町名を変更する考えを市長が示しました。同町の名前の由来は八幡製鉄堺製鉄所(現・新日本製鉄堺製鉄所)が同地に進出したことによるもの。

シャープの新工場は同社などが約1兆円を投資して建設する計画です。同市の試算によると、経済波及効果は初期投資だけで約8,000億円。雇用拡大効果は約7万人で、そのうち約4万6,000人が同市内での雇用になるとのこと。経済の活性化でマンション需要も拡大することになるかもしれません。

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堺市役所


新大阪駅~久宝寺駅を結ぶ新線は「おおさか東線」と命名

来春に一部開業予定となっているJR久宝寺駅と新大阪駅を結ぶ新路線の名称が、「おおさか東線」となることが決まりました。JR西日本が発表したものです。一部開業するのは久宝寺駅~放出駅間の約9kmで、同区間に5つの新駅が設置されます。

大阪東部を南北に縦断するおおさか東線は、関西線、片町線、東海道線の3路線と連絡するほか、大阪市営地下鉄中央線と近鉄線との乗り換えも可能になります。平成23年度末には放出駅~新大阪駅間も完成する予定です。

草津駅前で地上29階建てのタワーマンション着工

JR草津駅前で商業施設複合型のタワーマンションが着工されました(8月25日より第2期モデルルームがオープン)。地上29階地下1階建てで、高さは104m。1階部分は銀行やコンビニエンスストアが入る金融・商業ゾーンとし、2階部分は医療施設を誘致、3階からがマンションとなる計画です。

マンションの総戸数は314戸で、うち309戸が分譲されます。間取りはいずれもサービスルームつきの2LDKから4LDKです。2階部分にはオープンデッキを設けられ、隣接する近鉄百貨店や草津駅とつながります。周囲の町並みと調和させるために外観は白と黒のモノトーンとする計画となっており、同駅前の新たなランドマークとなりそうです。


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