オーロラ/オーロラとは? 基本情報や写真撮影

オーロラを見たい人のためのオーロラ入門(2ページ目)

冬の夜空を豪快に舞う光のカーテン、オーロラ。その神秘的な姿は、大昔から人々の心を魅了してきました。その不思議な現象を一目見ようと、北極圏を目指す旅行者の方々も珍しくない近年です。しかし、何といってもオーロラは自然現象であり、はるばる観測しに訪れても、一度も見られない可能性もあるのが難しいところ。現地の人から得た情報や自分の経験を基に、オーロラ観測のための基本情報をご紹介します。

執筆者:高橋 絵里香

北極圏に近ければ、どこでも見られるオーロラ

Aurola2

家のベランダから観測したオーロラ。建物の灯りがありながらも、緑色と青の光がはっきりと見えた

北極圏内で見られるとされているオーロラですが、北極圏のラインよりも南の地方でも見ることはできます。北極圏から200キロほど南に位置するフィンランドのオウル市でも、毎年のようにオーロラを見ています。また、オーロラは決まったスポットに出現するのではなく、条件がそろった空の下ならどこからでも見ることができます。家のベランダから眺められるほど、現地の人々にとってはとても身近なものです。ただ、本格的に写真を撮りたい場合は、灯りのない人里離れたところまで足を運んだ方が、相応しい背景が見つかるでしょう。お泊りのホテルが灯りの多い市街地なら、近くに街灯がぽつんとある程度の比較的暗い場所を見つけておくと、いざオーロラが現れたときに向かう先があって心強いです。

オーロラは、北の空から徐々に広がっていくので、現れるのを待っているときは北の方角を眺めていると良いでしょう。現れはじめのオーロラは白っぽく、とてもぼんやりとしていて一見雲のようです。雲と見分けるポイントは、動くかどうか。ウェーブのような動きをしながら、だんだん濃くなってきて、色がついてきたら、間違いなくオーロラです。

北極圏でオーロラが見られるスポットとして有名なのが、北欧はフィンランド(ラップランド地方全般)、ノルウェーのトロムソ。他に、アラスカカナダのイエローナイフも大変人気のあるオーロラ旅行の渡航地です。

それでも、オーロラが見られなかったら?オーロラ旅行の心得について。
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