保育園と幼稚園の違い、知っていますか?
保育所と幼稚園の違い
保育所と幼稚園。どちらも子どもが通う場所ですが、どのように違うのでしょう?1. 保育所(保育園)
保育所は厚労省の所管であり福祉施設。
なんらかの理由で、日中、家庭で日常生活を送ることができない乳幼児を、保護者に代わって保育する施設。0歳~小学校就学前までの乳幼児が利用する。
昼間、保護者が家にいないので、保育所に来て保育者のもとで生活する、というイメージ。
利用時間は朝早くから夜遅くまで、各家庭の必要に応じて異なる。
1日の中で、午前中には幼稚園と同様の学習活動もしている。
2. 幼稚園
幼稚園は文科省の所管であり学校。
家庭で日常生活を送っている幼児が、学習や遊びのために学校に通う、というイメージ。
音楽・おえかき・体操・おはなしや、園外・地域でのさまざまな活動をする。
午前中のみや、お弁当の日も14時くらいまで。3歳から小学校就学前までの幼児が利用する。
子ども・子育て新システム、構築中
福祉施設である保育所と、学校である幼稚園は、もともと別の目的で設置され、全く別々の道を歩んできました。でも、現代の保育所では、保育の一環として、必然的に教育活動も含めています。その内容は、幼稚園とほとんど違いがありません。
また、社会全体で、夫婦共働き世帯も大変多くなってきており、保育園を必要としている世帯が急激に増加しているのに対して、幼稚園は年々、利用者が減っているという現実もあります。
このようなことから、保育園と幼稚園を別々にやっていくことは、もはや不自然だし、そろそろ限界なのではないか。
もっと本当の意味で、子どもをまるごと育てる、保護者の子育ても支援する、そんな新しいシステムを作っていきましょう、ということが、現在活発に議論されているところです。
次に、大変気になる、保育士資格がどのように変わるのかについてです。