初のヒートポンプ搭載で劇的に進化した「プラズマクラスター洗濯乾燥機」
シャープ・プラズマクラスター洗濯乾燥機【ES-Z100】/左:ゴールド系・右:ブラウン系
シャープ初のヒートポンプ搭載ドラム型洗濯乾燥機が満を持して登場! 省エネ性だけでなく、洗浄力・乾燥仕上がり・スピード・操作性などなど、あらゆる点に独自の技術が搭載された、気合いの入った新製品です。その注目ポイントをご紹介しつつ、実機での仕上がりなどまとめてご紹介します。
独自のヒートポンプシステムで、一気に省エネNo.1に!
独自の「ヒートポンプシステム」搭載(※画像:シャープ・リリース資料より
ガイドが一番注目したのは、やはり初のヒートポンプ搭載。今まで、どうしても消費電力量が多かったシャープの洗濯乾燥機に待望のヒートポンプ乾燥が採用されました。これでようやく省エネ比較で他社と肩を並べることができ、いよいよ本格的な勝負に入れるスペックとなりました。しかし、単にヒートポンプを採用しただけでは、先行しているメーカーの評価を超えることはできません。ということで、後発ならではの意地を見せてくれました。
ポイントは「湿度センサー」を搭載しているところ
まずは省エネ比較で最も取り上げられる「消費電力量」について。洗濯機内には、温度だけでなく湿度を測るセンサーを設け、ドラム内の湿度を精査に検知し熱エネルギーのロスを抑えた独自の「ヒートポンプシステム」を開発。さらに、ドラム内に送風する「エアターボ」、洗浄力を高める「ひまわりガラス」などにより洗濯乾燥時間を短縮。これらの相乗効果で、定格6kgの洗濯~乾燥時【消費電力量610Wh】という高い省エネ性を実現。さらに「2kgの洗濯~乾燥・約65分/0.5kg(体操着の上下)・約40分」と、少量衣類のスピード洗乾も実現。一気にトップクラスに踊り出ました!
容量に応じてキチンと「時短&省エネ」になることをPR
家族3人分・1日の洗濯物約2kgの目安(※画像:シャープ資料より)
特筆すべきは、洗濯物の容量に応じてキチンと所要時間と消費電力量が減るということ。当たり前のことのように思えますが、実は、洗濯容量が減ると消費電力量や所要時間が比例して減るとは限らないのです。ともすれば、定格の6kgより、半分の3kgの時の方が消費電力量も所要時間も長くなってしまう機種もあるとか! 確かに、1日分の洗濯物だけで少ないのに、所要時間はそんなに短くなっていないと感じたことがある人も多いのではないでしょうか?
製品スペックで表示される所要時間や消費電力量は、全て「定格容量」のデータとなっているのがスタンダード(※画像:シャープのスペック表参考)
現在、カタログに表示される所要時間や消費電力量は、全て「定格容量」の数値だけを表記するのがスタンダード。もちろんこの数値にウソ偽りはないのですが、それ以外の容量については計測の義務も表示の義務もないのが実情。しかし、これは意外に大きな盲点だったのです。こんな問題に一石を投じる意味も込め、シャープはあえて「定格」以外の容量の所要時間をオープンにしています。これを機に「定格」だけでなく、4kg・2kgなど少量洗濯時のデータを表示するのがスタンダードになることを、期待したいと思います!
定格容量6kgと小容量2kgの消費電力量比較(※シャープ説明会配布資料より)
先にもご紹介しましたが、カタログやサイトには「2kgの洗濯~乾燥・約65分/0.5kg(体操着の上下)・約40分」と、洗濯容量に応じて所要時間が少なくなることが掲載されています!さらに、説明会の資料によると、消費電力量も【6kg・610Wh】に対し【2kg・470Wh】と、時間が短かくなった分しっかり消費電力量も少なくなるとのこと。これなら実使用でも納得の省エネ効果が得られるので、安心です。