蕎麦屋で昼酒　蕎肆　穂乃香【両国】(2ページ目)

自家製粉と本枯節で香り高く

こちらで使用するのは、その日使用する分だけを店内にある石臼で挽いた、自家製粉の国産蕎麦粉。そのため香りが抜群。二八でのど越しよく打ち上げた麺は、しゃっきりとしたコシも充分。それに合わせるツユは、２年熟成の本枯節のみを贅沢に使用し、雑味のない上品な旨味と豊かな香りを楽しめます。また、蕎麦の実の中心部分だけを挽いた更級粉に、芥子や柚子をまぜた変わり蕎麦もどうぞ。写真の「二色盛りせいろ」（900円）では、どちらの魅力も味わえます（写真はレモンの皮をまぜたレモン切り）。
また、こちらでは種ものもおすすめ。温めることでツユの香りはさらに増し、テーブルに置かれた瞬間に湯気とともに立ち上る鰹節の香りにノックアウト！　加えて、温めても蕎麦のコシが損なわれないのはさすがのひとことです。写真は「玉子とじ蕎麦」（900円）で、玉子のまろやかさが絶妙の相性。とろみをつけた熱々の蕎麦は、これからの寒い季節にもぴったりの一品でした。 秋の休日は蕎麦屋で昼酒。そんな粋な過ごし方はいかがでしょう？

■蕎肆　穂乃香
【所在地】： 東京都墨田区緑1-25-7
【電話番号】：03-3634-2918
【定休日】：日曜
【地図】：Yahoo!地図情報
【営業時間】：ランチ11:30～14:30(L.O.)、ディナー17:30～21:30(L.O.)