ドライブ/おすすめドライブコース・情報

車でアイランドホッピング!瀬戸内海ドライブへGo!(2ページ目)

瀬戸大橋が3本ある、とこれは間違い。本州と四国を結ぶルートが3つある、とこれが正解。瀬戸内海をドライブするなら3つのルートのうち、最も西寄りの西瀬戸自動車道、しまなみ海道はいかがでしょう? クルマでアイランドホッピングできてしまい、海水浴場完備の道の駅もあったりします。そこは自転車好きの聖地でもあり、気軽にレンタサイクルで島巡りも。さらには裏ワザだって……。 しまなみ海道ドライブ、おススメです

執筆者:瀧 昌史

肩寄せ合い、夕日に架かる吊り橋を

解説画像

尾道と向島を結ぶ兼吉渡し。一度に積載できるクルマ5台ほど

自動車道とフェリーを組み合わせたルート選びができるのも、しまなみ海道の特徴です。

たとえば尾道の街を観光した後、向島に渡るなら遠回りとなる橋より、すぐ前から出るフェリーが便利。

300mの海峡を4分で行き来する兼吉渡しなら、4m以上5m未満の車両の航走料金は運転者1名の運賃を含み、わずか130円! しかも風情も情緒もたっぷりです。

 

そしてしまなみ海道の一大スペクタクルは、四国・今治を結ぶ来島海峡大橋。全長4105mの世界初の3連吊り橋は圧巻で、初めてドライブしたときは天空に通じているのでは? とすら思いました。

この橋は、20世紀の橋梁技術の粋を集めた、コンテンポラリーアートともいえそうです。鑑賞するなら夕暮れ時に大島の亀老山展望公園を目指しましょう。
解説画像

亀老山公園手前のANDO POINTから眺める、夕暮れの来島海峡大橋


山頂には今をときめく隈研吾設計の展望台があります。そして、駐車場下の道には橋に向かって張り出したテラスがぽつん、ぽつんと。

これは写真家、安藤喜多夫氏の提案によって設けられたもので、ANDO POINTと呼ばれています。ふたりで肩寄せ合い、海流の中の島々、そして夕日に架かる吊り橋を眺めるのにも、絶好のスペースです。


自転車天国でもある、しまなみ海道

解説画像

大島のしまなみの里で見つけた298円のお弁当。これも島の味

島と島を結ぶ橋では自動車専用道にもかかわらず、車線の傍らを自転車や歩行者が行き来しているのに驚くはずです。

ICで降り島の道を行けば、左の路側にブルーラインが続いているのもちょっと不思議です。

実はしまなみ海道は自転車乗りの聖地としても名を馳せていて、島と島を結ぶ橋のすべてには自転車・歩行者専用道の側道が併設されているのです。

解説画像

大三島には2011年7月にオープンした今治市伊東豊雄建築ミュージアムも

島内道路にペイントされたブルーラインは、尾道と今治を結ぶ最短ルートを教えてくれる「しまなみ海道サイクリングロード推奨ルート」です。

このラインがある道はサイクリストが多いので気をつけましょう。ちなみに自転車もクルマと同じ左側通行が原則です。

 

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます