子育て事情/子育て事情関連情報

トホホの子連れ旅行~高速バス編~(2ページ目)

人は旅する時、つかの間、現実や日常を捨て非日常の時間を愉しむもの……が、しかし。子連れである限り気の抜けない旅行経験談。フジワラからは「高速バス」における恐怖体験と教訓をお送りします。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

惨敗! 防御の構えも取れず…

高速バス

バスのなかで起こった、あんなこと、こんなこと……

バス乗車直後から「おっぱいのむー」と言って母親にひっついていた1歳児が、なんと乗車してたったの13分後にもどしてしまいました。「うわーん」と一泣きした次の瞬間、母は防御の構えのひとつも取れませんでした。

もともと授乳体勢ですので完全に相対しています。おかげで母のシャツからスカートからパンツまで、母乳でビチョビチョに。唖然。練りに練ったいでたち、全部無駄!

バスの冷房がすかさず染みます。冷たい。慌てて手持ちのティッシュやハンカチを服に挟みましたが、幸い1歳児の服は汚れず済みました。でもその後えんえん「気持ち悪いよう」泣きに襲われ、かといって母乳でなだめる訳にも行かず。いきなり前途に暗雲が。まだ出発して15分も経っていないのに……。

長い長い乗車1時間後。最初のトイレ休憩で某PAに停車です。ここで5歳の次女がトイレに行きたいというので、母の服の始末ついでに一緒に降りようとしました。が、さあバスの通路を歩いて外へという時になって5歳が「うっ」。

母は咄嗟の判断で手に持っていたゴミ袋を、その口に当てがいギリギリ・セーフ……ブルータス、お前もか。母子はよろよろとトイレに向かったのであります。

再出発。三女はしばらく唸っていましたが、まもなく、すうっと眠ってくれました。でも表情が苦悶に満ちていて、あぁよっぽどバスが不愉快なんだなあ、と。もう二度と高速バスの旅行はするまいと心に誓った母。まあ、まだ往きだけでも3時間半も残ってるんですけど。


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