お仕事ものその他
フジ系火曜22時、関西テレビ制作枠は草なぎ剛主演、『僕の生きる道』などの「僕シリーズ」最新作『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』。実話ベースでタイトル通り、脱サラして37才で大学の研修医になった主人公の奮闘を描きます。脚本は以前のシリーズの橋部敦子から同じ草なぎ主演の『任侠ヘルパー』を担当した古家和尚に。テイストも変わってくるでしょう。
同じ医者ものでもちょっと違うのは日本テレビ系水曜『クレオパトラな女たち』で舞台は美容形成外科。岸峯太郎(佐藤隆太)は父の借金のため大学病院をやめ美容クリニックに。そこで美を求める女たちと接しながら成長していきます。
脚本はこの枠の『ギネ 産婦人科の女たち』を担当した大石静。これまでの美容整形ものとは違った切り口が期待できます。
歌と踊りをふんだんに取り入れた海外ドラマ『グリー』の日本版を目指しているようです。
フジはもう一枠、土曜23時台のドラマ枠を久々に復活、前にこの枠の連ドラがあったころの最終作『オトメン』と同じ岡田将生主演で、コミックとアニメで人気の『未来日記』のオリジナルストーリー『未来日記-ANOTHER:WORLD-』。未来のことが書かれた日記の所有者同士が戦いあうという、最近のアニメのヒットパターンですが実写ドラマとなるとどのように描かれるのでしょうか。
混戦模様
さて最後に予想。今回の中心は刑事以外が推理する事件もの『ATARU』『鍵のかかった部屋』『リーガル・ハイ』『三毛猫ホームズの推理』の四作。
どれが飛び出してもおかしくないですが、本命はゆるそうな作風と相葉雅紀が噛みあえば広い年齢層が楽しめそうな『三毛猫』、対抗はしっかりした内容に主演の演技力で『リーガル・ハイ』としておきましょう。
事件もの以外では『クレオパトラな女たち』はヘンなヒロインがうける水曜22時枠で男性主演というのが不安要素ですが、美容整形という気になる分野の裏側が描ければヒットしそう。
大穴として『カエルの王女様』。ダメ集団の建て直しパターンは時に以外な大ヒットになることがあります。どんな和製『グリー』になるかも見もの、ただし大きく外すリスクもあります。
あと深夜ドラマで注目はTBS系のHBC北海道放送創立60周年記念作『スープカレー』。森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真のTEAM NACSの企画・主演、札幌を舞台にアラフォーの大学同期5人の人生模様を相互に関連を持ったオムニバスストーリーで描きます。地元北海道にこだわるTEAM NACS、どんなドラマになるのか楽しみです。