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沖縄のホエールウォッチング(2ページ目)

毎年12月~4月の間、沖縄の海にはザトウクジラたちがやって来ます。空に向かって大きく潮を吹き、辺りにはダイナミックなジャンプで海面を打ち付ける音が響き渡ります。冬の沖縄の海を訪れる醍醐味はこのクジラたちの姿に会えること。一度は体験して欲しいホエールウォッチングのお話をしましょう。

小林 繭

執筆者:小林 繭

沖縄ガイド

慶良間でのホエールウォッチングのススメ

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チャンスがあればぜひホエールウォッチングのメッカ、慶良間へ

多くの人は那覇や宿泊先である本島のリゾートエリアから日帰りでホエールウォッチングに参加しますが、ホエールウォッチングが目的であるなら、ぜひ慶良間へ行くことをオススメします。慶良間とは沖縄本島の西40kmに浮かぶ座間味島、阿嘉島、渡嘉敷島他大小20余りの島々からなる諸島のことで、近海はラムサール条約にも登録されている世界の中でも有数の、非常に豊かな自然と透明度を誇る海なのです。ダイビングのメッカであり、沖縄のホエールウォッチングといえば=慶良間ということで、那覇からのツアーの多くも慶良間沖へと足を伸ばしているものです。

日帰りツアーでも慶良間へ行けるのに、なぜわざわざ慶良間をオススメするのかというと、この時期、座間味島や阿嘉島、渡嘉敷島では島の展望台や高い場所からクジラを見ることができるから。船に乗らずとも陸からもクジラを見ることができるのはとっても楽しいものなので、ぜひ体験してほしいと思います。

クジラを見つけるコツはブロウと呼ばれるクジラの潮吹きを見つけること。海を眺めていて突然水平線の上に潮が吹き上がれば、それはそこにクジラがいる合図。そのままじっと見ていると、今度は真っ黒いシッポが水面から宙に大きく浮かび上がる瞬間に出会えたりもするので、まずはしばらく海を眺めてみてください。冬の慶良間の海ではきっとたくさんのクジラに出会えるはずです。

また、この時期は海が荒れるので、那覇からの日帰りツアーの場合、船が弱い人には外海に出てからけっこうキツいかもしれません。その点、慶良間からホエールウォッチングに行けば、外海に出ずに慶良間諸島内の内海だけのクルーズで済むので揺れは格段に少なくなりますし、島の展望台からクジラのいる場所を確実に確認してからのツアーなので、無駄に船に乗る時間が少なくて済むのは船に強くない人にとっては多いに心強いのではないでしょうか。時間が許すのであれば、ぜひ慶良間のホエールウォッチングを体験してみてださいね。

座間味村ホエールウォッチング協会
沖縄県島尻郡座間味村座間味地先1
問合せ先:098-896-4141
受付時間:8:30~17:00(12月下旬から4月上旬まで)

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