中古車/おすすめの中古車

現行型アウディTTが新車時の半額以下に(2ページ目)

コンパクトなスポーツクーペとして人気の高いアウディTT。デビューから5年以上が経ち、いよいよ新車時の半額以下、200万円を切るまでに値落ちしてきました。人気のアウディにおいしく乗れるチャンス!

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

スポーツカーとしての資質を充分に備えたクーペ

先述した2LターボのFF車と3.2Lの4WD車に続き、2008年9月には2Lターボ車に4WD車と、72psアップのハイパワーバージョンであるTTSが追加されました。さらに2009年8月には3.2L車がラインナップから外れ、2010年2月には2.5LターボのRSが加わります。
アウディTT  インパネ

アウディクオリティと呼びたいほど、高品質なインテリア。センターコンソールはドライバー側に少しだけ向いていて、コーナリング時にはヒザを当ててドライブすることができます。丸ではなく下が平らな小径ステアリングにはナッパレザーが用いられています


半額以下で狙えるのは、やはりデビュー当時の2モデル。2Lターボエンジンは当時のVWゴルフGTI(旧型)と、3.2Lエンジンはやはり当時のゴルフR32(絶版)に搭載されたものと同じもの。それぞれツインクラッチのMTであるSトロニック(VWのDSGと中身は同じ)が組み合わされました。

……と、まるでゴルフのアウディ版クーペみたいに聞こえるかも知れませんが、もちろんさにあらず。そもそもボディが凝っていて、アルミとスチールが併用されて、軽量化とともも剛性アップを果たしたボディです。ちなみに全部スチールで作ったらボディ重量が48%も増加すると言います。それだけ軽いということは、走りに好影響を与えるということでもあります。
アウディTT シート

前席は旧型と比べてさらに低い位置に配置され、よりスポーティ感の高いものに。スポーツタイプのシートは左右が大きく張り出すなど、スポーツ走行はもちろん、長距離走行でも快適に過ごせるようなシートが用意されています


さらにオプションで「アウディマグネティックライド」が設定されました。これはショックアブソーバーに普通のオイルを使うのではなく、自生流体を使うことでスポーツ走行と通常走行それぞれに最適な足回りの設定を自由に選べるようにしたものです。

またステアリングの径は小さく、当時のRS4と同様に下部分がフラットのタイプだったり、そのステアリングにはレーシングカーのようなパドルシフトが備わり、さらにリアスポイラーが120km/hに達すると立ち上がってリアのダウンフォースを向上させるなど、そこかしこにスポーツカーテイストが満載。

ですから「その気」になって峠なんかを攻めると、とても楽しい一台です。またその気にならなくても、外も内側もスポーツマインドたっぷりのコンパクトなカッコイイクーペで、しかも今や大人気のアウディの現行型ですから、運転席に座っていて「あーいい車を買ったなぁ」なんて満足感が味わえます。

そもそもクーペって、そういう(ある意味)無駄な贅沢感があるからこそ、存在意義があるのだと思います。実用性を考えればミニバンやセダンを買ったほうがいいわけですから。でも一点くらい贅沢な無駄がないと、息がつまると思いませんか。その意味でも現行型アウディTTは価値があると思うし、それを新車時の半額以下で買うというのは、賢い選択だと思います。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

【関連リンク】
カーセンサー
【編集部からのお知らせ】
・「20代男性俳優」について、アンケート(2024/5/31まで)を実施中です!(目安所要時間5分)

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※回答上限に達し次第、予定より早く回答を締め切る場合があります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます