恋愛/アラサー女子向け恋愛コラム

感性と恋の深さは比例する(2ページ目)

結婚には適齢期がある。根拠の薄い世間的な適齢期もある(2011年現在のムードとしては、東京で33歳くらい?)し、それぞれの生きざまによる、自分の中での適齢期もあると思う。でも、恋愛には、適齢期が存在しない。年をとったら見向きもされない、と結婚を焦る前に知っておきたいこと。

執筆者:All About 編集部

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山崎千里が紡ぎだす言葉

ケア

心身のケアで、若さにない魅力を生みだすことはできる

その決定的な秘密は、エイジレスな花を咲かせ続けている、山咲千里さんの著書『華齢』にも分かりやすく描かれている。そして、恋を呼び込む感性の磨き方も。

本書は、「年齢というコードに捕らわれずに、自由に楽しく、美しく歳を重ねるためのアンチエイジング書」。おもには、生活術や美容法、そして、恋愛作法などが綴られているのだけれど、単なるマニュアルやメソッドではない。面白いのは、具体的な方法を提示しながらも、それを使いこなすための感性の磨き方も書いていること。むしろ、そこに重点がおかれている。

・「恋の話を何時間でもできる時は、恋の到来間近だと心得る」
・「ロゼのシャンパンは、恋の行方を決定づける」
・「実は名前を呼ぶから恋になる」

LOVEの章には、タイトルだけでわくわくするような、恋と感性の深め方がいくつも書いてある。中でも私がもっともぐっと来た内容がコレだった。

・「無防備は異性へのキラーアクションである」

いわく、無防備とは攻めもしないし、ガードもしないこと。隙と無防備は、男性への吸引力が全然違うのだという。隙は、単に気を抜いて生まれるものだから、オトコを優位に立たせるのだけれど、無防備は、もっとフラットな感じ。女性らしいけれど、相手に対しては肩の力が抜けている――「何でもない感じ」でいられること。それが、男を心地よくさせると同時に、探究心をくすぐるのだという。

なるほど。美しく繊細にして無防備な魅力をもった、さまざまな知人女性の顔が浮かぶ。

無防備はつくれる!?

では、その無防備は、どうすれば身につくのか。千里さんは、ファッションの押し引きなど、無防備をもたらす見た目について具体的に指南しつつも、やはり、最後は感性の問題へと終結させていく。

たとえば、誰もが気合いを入れてメイクしてきそうな場に、「あえて、ノーファンデーションで出かけてみる」。もちろん、ズボラなわけではない。ノーファンデでもパーティーで輝けるほどの、美肌を普段から整えておくこと。何もしないのが無防備なのではなく、自前の素の価値をあげておくことこそが、女をここぞという場面で無防備にしてくれるのだと。

そういえば、脳科学者の茂木健一郎さんにインタビューした時に、魅力ある美しい女性について、こう語っていた。
「家では、自分を厳しく客観視して、ていねいに化粧をほどこしているのに、外に出て人に会ったとたん、自分がメイクをしていることを完全に忘れて、無防備にふるまえる人だ」と。(このテーマに関しては、茂木さんの著書『化粧する脳』にも)

魅力的な無防備は、恋のキラーアクションであり、それも、また日頃、どんな風に暮らし、何を感じているかという、感性が生むものなのだろう。表面的なルールやメセッドに縛られる前に心に留めておきたい。



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