まず日本マクドナルドの株主優待について確認します。
日本マクドナルドの株主優待は「1冊にバーガー類、サイドメニュー、飲物、3種類の商品の無料引換券が1冊になったシート6枚」が権利確定日に100株保有していた場合、1冊もらえるものです。おおよそ4000円相当のハンバーガーやポテトなどと引き換えできるので個人投資家の人気が高い株主優待です。
この株主優待を手に入れるためには今年の場合12月27日ですので、12月27日引け時点まで株式を保有していれば株主優待を手に入れることが出来ます。そのため日本マクドナルドの株主優待を手に入れようと狙っている投資家にとって、今年は27日までのどこかのタイミングで株式を購入する必要があります。そこで過去の株価データを使って日本マクドナルドの12月の株価の傾向を調べることで最適な投資タイミングについて検証を行いました。
検証条件は以下のとおりです。
買い条件
12月初めに買い
売り条件
30日以上経過
仮に12月初めに日本マクドナルドの株式を購入し、その後の含み損益を見ることで最適な投資タイミングを探してみようと考え検証を行いました。検証の結果は以下のとおりです。
2010年
青い線が含み損益を表しています。2010年の場合含み益が大きくなった日が12月6日~9日あたりとなっており、含み損が大きくなった日が12月16日~21日あたりとなりました。2010年の場合では12月16日~21日あたりに買うのが正解でした。次に2009年についてみてみましょう。
2009年
2009年の場合含み益が大きくなった日が12月16日~18日あたりとなっており、含み損が大きくなった日が12月24日となりました。2009年の場合では権利落ち日の直前に買うのが正解でした。次に2008年についてみてみましょう。
2008年
2008年の場合含み益が大きくなった日が12月8日~9日あたりとなっており、含み益が小さくなった日が12月1日となりました。上げ相場だった2008年の場合では月初に買うのが正解でした。
以上の結果から考えると、各年とも20日前後に曲線が右肩下がりになる傾向が読み取れ、マクドナルドの株主優待を手に入れたい投資家は、おおよそ12月中旬までに買う傾向にあると言えるのではないでしょうか。ですので狙うべきタイミングはクリスマス明けが良いタイミングではないでしょうか。
もちろんマクドナルドの株価は株主優待狙いの投資家ばかりではなく、株式市場全体の動向の影響も大きく受けます。ただこのようにおおよその傾向だけでも分かればある程度いつ投資すればよいか分かり投資する際の安心につながるでしょう。みなさんもぜひ過去の株価データを使って検証してみてください。
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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
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