皮膚・爪・髪の病気/その他の皮膚・爪・髪の病気

血管腫の種類、原因、治療、予後について

血管腫にはいろいろな形、大きさ、できる部位によって対処法が変わってきます。特に、自然に消える血管腫と消えない血管腫がありますので、その違いについて知っておきましょう。

この記事の担当ガイド

法律、経済など多くの資格をもつ現役のアレルギー・小児科医師

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

血管腫とは

血管腫は、名前の通り、血管が先天的に増えてしまったものを言います。生まれてすぐに、または、まもなく、見つけたられたり、どんどん増えていったり、一時期に増えたり、または減ってきたり、成長とともに増えて一定に大きさで止まってしまったりします。血管腫は、様々な病気の1つの症状として見られますので、注意が必要なことがあります。しかし、子どもの多くで発見されるのは、イチゴ状血管腫と単純性血管腫です。

イチゴ状血管腫

イチゴ

イチゴの表面のような血管腫です

生まれて数日から出てきて、しばらく大きくなります。見た目がイチゴの表面のような形をしているので、「イチゴ状血管腫」と呼ばれています。1歳ぐらいまでは大きくなることがありますが、小学校になる頃には、自然に、小さくなり、色も消えていきます。

しかし、あまりにも大きくなったり、血管腫の中で潰瘍と言って皮膚が凹んだり、まぶたにできて、目をふさぐことになったら、治療が必要になります。そのため、だんだん大きくなっているようなら、月に1回、あまり大きさが変わらない場合は年に1回程度の間隔で、大きさや盛り上がりをチェックしておきましょう。

イチゴ状血管腫の治療

■圧迫療法:血管腫を押さえつける方法で、包帯などができる手足で可能です。
■ステロイド内服:ただし、長期や大量のステロイドは副作用が心配になりますので、上手に使用していく必要があります。

ドライアイス圧抵法、レーザー療法は、冷却、レーザー照射によって、増えた血管を破壊する方法です。外科的に血管腫を切除する場合もあります。

血管腫に潰瘍ができている場合は、血管腫が大きい場合が多いので、血管腫の治療を行いながら、皮膚感染予防のため消毒します。

血管腫からの出血は、止まりにくいので、出血した部分にガーゼなどで圧迫し、すぐにガーゼを取らずに、数時間は患部を押さえておきましょう。それでも出血が止まらない場合は、外科的な処置が必要です。

血管腫が消えても、皮膚のたるみやしわが残ることがあるので、その場合は形成手術を行うことがあります。

次のページでは単純性血管腫について説明します。

更新日:2012年04月10日

あわせて読みたい

    この記事を読んで良かったですか?

    良かった

    19

    この記事を共有する