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予算オーバー!どうすればいいの?(3ページ目)

家を建てた人の話を聞くと多くの人が予算オーバーをした話をします。その原因はお金の仕組みをよく理解していなかったから。お金の仕組みとは建物の工事費や付帯工事、諸費用などのことでそこをよく理解していなかったということです。では、はじめにその仕組みを押さえておきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

設備機器でコストダウン 

近年、全体の金額の占める割合が10年前と比較すると他の工事項目はそれほど変化がないのに設備工事項目は20%くらいアップしています。機能的な設備機器を採用して使用すると直ちに快適さを感じるからでしょう。多くの人は快適さを求めて、設備に必要以上の性能を求めてしまいがちです。例えば…

・ユニットバス1.25坪とそこまで大きさの変わらない1坪タイプの方が安いです。
・トイレのタンクレスタイプは機能によってかなり価格差があります。
・キッチンのカウンターは人造大理石? ステンレスで充分です。
・給湯器はついフルオートを選んでしまいますが、生活スタイルによってはフルオートでなくてもいいはずです。

などなど。設備機器は機能をチェックすることでコストダウンになります。どんな機種を選んでいるか、しっかりと確認することです。


内装でコストダウン 

コストダウンといえば、この内装で落とすことが一番多いです。本来は住む人にとって一番身体に触れたり眼に入るところなので良質な仕上げにしたいところです。しかしながら良質な仕上げにすればするほどコストがアップしていき、予算オーバーの原因になるところです。

コストダウンを考えるのなら木製建具です。建具は合板の種類やデザインによっても大きくコストが変わります。次にフローリングです。人の集まるパブリックスペースは良質な床材を採用して、子供室や夫婦寝室などの個室は安いものにするのも1つの案です。また、人気の珪藻土などもパブリックスペースのみにして他はビニルクロスにするのもよいでしょう。特に天井などはあまり気にならないので、量産タイプの600円/平米位のものでも充分です。


ガイド佐川のワンポイントアドバイス 

コストダウンをすることは最後は2万円、3万円の積み重ねです。メーカーなども人気のあるものは割引率を低く設定し、人気の無いものは割引率を高く設定している傾向にあります。しかし、人気がない製品であっても良いものもあります。人気のある無いにかかわらず、これだけ製品の種類が豊富であれば、最後は自分と信頼できる設計士と相談しながらコストダウンを考えていくことです。
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