PS3もPSPも土俵際で粘り、収穫期を迎える
2011年は収穫の年となりそうな両ハード
ハード発売から6年、7年と経過したこの時期、1番をとれなかった多くのハードは話題が少なくなり、静かな終焉を迎えます。しかし、PS3とPSPはここに来て、ターゲットユーザーがはっきり見え、ソフトも充実し、安定感のある市場が構成できています。
ライバル不在のPS3
据え置きハードにおいては、PS3の独壇場と言える状況に
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その流れを逃さず、堅実に伸び続けたPS3にもう1度チャンスが訪れます。というのも、2011年はここまで、PS3の競合する据え置きハードがほぼ存在しない状態が続いているのです。トップを走っていたWiiは2010年頃からWiiPartyなどのヒットはあるもののタイトル数そのものが減少傾向、2011年に入ると牽引役の任天堂が3DSに注力し、次世代機であるWii Uの発表もあり、その存在感はかなり希薄になっています。また、PS3とのマルチタイトルも多く、ターゲットも競合しやすいXbox 360は、海外では好調なKinectが日本では振るわず、苦しい状況が続いています。
初期の出荷不足や、高い本体価格、中々揃わないソフトラインナップなど、苦しい状況を辛抱強く解決、いつの間にかライバルが沈黙し、据え置きハードの中で唯一堅調を維持する存在になっていたPS3。まさに今がチャンスと言えるタイミングを手にしました。
そしてもう1つのPlayStationハード、PSPは最後の収穫期を迎えます。